3分の2しか禁輸できなかったという意見もあるが、SWIFTからの排除対象を徐々に拡大していく点で素晴らしい。
ロシア産石油輸入を禁止で合意 EU「ロシアの軍事資金源絶った」
5/31(火) 11:39配信 フジテレビ系(FNN)
EU(ヨーロッパ連合)は30日、ロシアへの追加制裁として、ロシア産石油を輸入禁止にすることで合意した。
EUは首脳会議を開き、EU圏内で船で輸送されているロシア産石油の輸入を即時廃止することで合意したと発表した。
EUが輸入しているロシア産石油の3分の2にあたる。
一方で、ロシア産石油への依存が高いハンガリーに配慮して、パイプラインでの輸入は対象外となった。
今回の制裁には、ロシア最大の銀行「ズベルバンク」を国際送金システムから排除することなども含まれていて、ミシェル大統領は「ロシアにとって、大きな軍事資金源を絶った」としている。
学びがある! 1
分かりやすい! 1
新しい視点! 1
ロシアも一部欧州に供給停止をしてるが逆効果
黒井ロシア金融ではズベルバンクの他にガスプロム銀行の名前がよく出てくる。世界各国にルーブル口座を開設させ、そこでガス代金を決済する方式を推し進めている。今回このガスプロムが排除されたかどうかは明言されなかった。もし排除されればロシアの資金源を根元から断つことになる。
黒井ロシアも黙ってはいない。ガス供給を一部欧州諸国で停止し圧力をかけるつもりのようだが、EU全体をむしろ一枚岩にする悪手と言える。今回の禁輸措置はハンガリーが難色を示したものの、有効な一撃となる制裁に何とか繋げられた。次はガスプロム銀行のSWIFT排除、そしてロシア産原油と天然ガスの全面禁輸である。
ロシア、オランダへのガス供給停止へ
5/31(火) 4:13配信 AFP=時事
【AFP=時事】オランダの一部国営ガス企業ガステラ(GasTerra)は30日、ロシア国営天然ガス企業ガスプロム(Gazprom)から、ガス供給を31日に停止するとの通知を受けたと発表した。
ガスプロムは、ロシアによるウクライナ侵攻を受け西側諸国が科した制裁を回避するため、代金をロシアの通貨ルーブルで支払うよう要求していたが、ガステラは拒否していた。
10月にかけて20億立方メートル分の供給が停止される見通しだが、ガステラはこれを予期して他の供給元からガスを購入していたと説明。オランダのロブ・イェッテン(Rob Jetten)気候・エネルギー政策相はツイッター(Twitter)に「一般家庭へのガス供給には影響しない」と投稿した。
オランダ政府によると、同国はガス供給の約15%をロシアに頼っており、年間約60億立方メートルを購入している。ロシアは他の欧州諸国に対し同様の措置を取ってきており、21日にはフィンランドへのガス供給を停止していた。【翻訳編集】 AFPBB News
学びがある! 11
分かりやすい! 12
新しい視点! 3