中国「助けて!ゼロコロナで誰もお金を借りてくれない!7-9月期も絶望的!」

今はお金を返して借金を減らしたいという消極的な中国。

中国の融資需要低迷、「ゼロコロナ」戦略響く-流動性のわな懸念
5/31(火) 13:46配信 Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国当局は現在、企業と家計に借り入れを増やすよう促している。新型コロナウイルスの感染拡大とコロナ対策のロックダウン(都市封鎖)で景況感と消費者信頼感の低迷が続く中での厄介な闘いだ。

融資の伸びは4月に5年近くで最悪の水準に落ち込んだ。5月にデータが大きく好転することはなさそうだと幾つかの指標は示唆。住宅の販売不振が続き、住宅ローン需要や不動産会社の与信需要も弱い。

借り入れ意欲の欠如は中国の「ゼロコロナ」戦略を巡る不確実性に大きく起因する。今後またコロナ感染が拡大すれば、上海市の経済活動を数週間にわたりまひさせたようなロックダウンが繰り返されるとの懸念は根強い。ロックダウンで企業は生産停止や雇用削減に追い込まれ、収益を大きく減らした。今は多くの会社が事業拡大計画を保留としている。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の中国担当シニアストラテジスト、邢兆鵬氏は「市場で事業体の見通しが悪化し、事業拡大が鈍化していることを与信需要の低迷が示している」と指摘。多くの投資活動は融資を確保した後で初めて始めることができるため、7-9月(第3四半期)も中国経済の持ち直しが弱い可能性を示唆していると述べた。

銀行間金利

銀行間市場でのある種の短期融資金利低下は、銀行があまり企業に貸し出しをしていないことを示す1つの兆しだ。上海コマーシャルペーパー(CP)取引所のデータによると、先週初めに1カ月物金利が0.01%に低下したが、月末に向けて金利がゼロに近づいたのは昨年12月以来4回目。

企業債務

企業の起債への関心は薄い。ブルームバーグがまとめたデータによれば、中国本土での5月の社債発行額は償還額を7カ月ぶりに下回る見込み。発行額が期限を迎える社債額より1020億元(約1兆9600億円)少なくなりそうで、新規借り入れより債務返済が多いことを意味する。

不動産不況

中国人民銀行(中央銀行)は5月20日、住宅ローン金利の基準となる5年物ローンプライムレート(LPR)を4.45%に引き下げた。人民銀による2019年の金利改革後で最大の引き下げ幅だった。その結果、住宅ローン金利は最大35ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。当局はまた、合理的な住宅ニーズをサポートすると表明。住宅ローン金利の引き下げなどを通じ住宅購入規制を緩和する都市も増えている。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/365ba8c4525d5c642e203b800fe319f5fc3f32fc

ワトソン君融資って、借金ですよね?

ロックダウンで事業の見通しが立てられなくなった


黒井うむ。融資と借金は借りたお金の使い道が違うだけでほぼ同じ意味だ。借金は個人的な用事、融資は事業や不動産、自動車などのためだ。その融資が減るということは、誰も事業や不動産をやりたがってない。

ワトソン君ロックダウンが解除と言われても、信用できないですよね・・・。

黒井丸2カ月ロックダウンだからな。今後感染者が少しでも出てしまえば2週間隔離に逆戻りだし、そういう見通しが立ちにくい状況では誰も事業なんてやろうとしない。

ワトソン君中国が金利を下げてるのは、お金を借りてほしいからですよね?

黒井そう。だが金利だけが問題じゃないから、思ったように融資が伸びない。この調子だと7-9月期も怪しい…と豪州の銀行は分析してるわけだ。

ワトソン君ネットユーザーの反応です!

・融資が低迷するという事は、経済が程よく回らなくなってしまいます。これから断末魔が聞こえます

ワトソン君終わりです・・・。

黒井ブルームバーグの中国経済絡みの記事にはコメントがつきにくいね。だがゼロコロナが年内継続ということは、また感染者が出たらすぐロックダウンに逆戻りということを意味してるわけで。

中国がインフレ悪化に拍車か、ゼロコロナ年内継続も-MLIV調査
5/30(月) 13:18配信 Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国当局が採用する新型コロナウイルス感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策は年内維持される見通しで、世界のサプライチェーン混乱の悪化を招き、高インフレ抑制に向けた各国中央銀行による取り組みの妨げとなりそうだ。「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」の最新週間調査結果が示した。

中国当局は厳格な「ロックダウン(都市封鎖)」政策を堅持すると参加者540人の過半数が見込んでいる。多数の住民の外出が認められず、世界2位の経済大国はかつてないほどリスクにさらされている。中国株のアンダーパフォームは続くと大半が予想するのも無理はなく、アジアと米国の回答者の弱気な見方が欧州よりも鮮明だ。

中国では工場が操業停止を余儀なくされたり、生産ラインに配置される従業員が減ったりしており、世界的に個人消費の足を引っ張るインフレの高止まりに拍車をかける恐れがある。

ブラックロック・インベストメント・インスティテュートのアジア太平洋担当チーフ投資ストラテジスト、ベン・パウエル氏はブルームバーグテレビジョンで、「継続中のロックダウンを背景に、中国を巡る不確実性が極めて強い局面にある」と指摘。「世界経済に重大な波及的影響があり、既に困難な供給サイドの状況を悪化させる恐れもある」と話す。

良いニュースはないのか。トランプ前米政権時代の対中制裁関税の撤廃や中国当局によるテクノロジー企業への締め付けが終わりを迎えるとの期待は広がっており、MLIV回答者が対中国エクスポージャーを高める可能性はある。

中国共産党指導部がゼロコロナ政策を明確に取り下げると見込んでいるのは回答者のわずか3分の1、アジアでは4人に1人程度にとどまった。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3a00f10eebffaba11480a39edd7ed830c29912

ワトソン君それだと、中国経済はダメになりますね・・・。習さんのゼロエコノミーの狙い通りです。

黒井経済とはすなわち融資だからな。成長率3%はおろか2%さえ維持するのが難しくなってくるかもしれない。日本にとってはどうでもいい話だ。

ワトソン君中国の皆さん、ゼロコロナは崩壊しました!諦めましょう!さようなら!