累積でも155億ドルの赤字はかなり大きい。円安だから円換算で2兆円を突破している。数年かけても解消できないだろう。
韓国ウォン安さらに続く見込み…グローバル景気悪化・輸出鈍化が追い打ち
6/24(金) 9:49配信 ハンギョレ新聞
為替レート13年ぶりに1300ウォン台 先月末比64.6ウォンも下がり 今年の累積貿易赤字155億ドル
23日、ウォン・ドル為替レートが13年ぶりに1300ウォンを突破して1301.8ウォンまで下がった。韓国ウォンの価値が下落する背景には、ますます暗くなるグローバル景気の展望がある。対外依存度が絶対的な韓国経済の特性上、輸出鈍化に対する憂慮が高まり、証券市場が悪化の一途をたどりウォン貨の売り傾向が強まったという分析だ。当分はウォン安が持続するという展望が提起される理由だ。今後、企業が為替レートの下落により高騰した輸入原材料価格を国内の販売価格に本格的に反映させることで、インフレーションがいっそう深化するとの憂慮も出ている。
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外国為替当局関係者は「外国人株式投資家は、ほとんど為替ヘッジをせずに取り引きする」として「株式市場で売った金をソウル外国為替市場で再びドルに変え、ドル高が現れている」と説明した。外国人投資家が株式売却代金であるウォン貨で再び買う機会を伺うよりは、ドルに両替して韓国市場を去っているという意味でもある。
輸出鈍化も憂慮を加える要因だ。関税庁は、今年に入って今月20日までに155億ドルの貿易赤字を出したと集計した。今月1~20日の輸出額は313億ドルで、昨年同期より3.4%減った。原材料価格が上がり輸入額は21.1%急増した一方で、輸出は減少したのだ。最近の輸出鈍化で韓国企業の実績不振が可視化すれば、外国人の株式売り越しがさらに強まり、さらにウォン価値下落につながる可能性もある。
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ウォン安・高物価はどこまで
グローバル景気展望は当分さらに悪くなるとみられる。物価が容易に沈静化しない中でさらに強力な緊縮が避けられなくなったためだ。米国連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は22日(現地時間)、上院銀行委員会に出席し「(景気低迷の)可能性は確かにある」として「率直に言って、最近数カ月間に起きたことは2%の物価上昇率と強力な労働市場という我々の目標達成をさらに難しくさせた」と話した。
対ドルのウォン安傾向が続けば、消費者物価の上昇率がさらに激化するという憂慮もある。韓国銀行のイ・スンホン副総裁はこの日、金融ビジョンフォーラムが主催したセミナーで「FRBの急な通貨政策正常化でドル高が深化し、為替レートの物価移転が拡大している」と話した。為替レートが一時的に下がる時は、企業が費用の増加分を販売価格に転嫁せずに耐えられるが、今後はウォン安にともなう輸入物価の上昇効果がさらに明確になるという意味と解釈される。
学びがある! ! 10
分かりやすい! 21
新しい視点! 8
韓国は平時限定の国だった…有事でトリプル安に
黒井韓国は輸出依存度が高い上に、原材料を他国から輸入する立場なことから輸入依存度もやはり高い。自国ではろくに何も生産できない経済構造が仇となった形だ。韓国はかねてより平時限定の国だと言われてきたが、それがここに来て一気に表面化している。
黒井景気悪化時に円高になる日本と異なり、韓国の場合株も国債も通貨も全部売られるトリプル安が常態化している。韓国に安全資産というものが存在しないとよく分かる事例だ。当然不動産やゴールドなどの実物も持たない。北朝鮮に攻め込まれれば一巻の終わりだからだ。韓国人の愛国心が強ければ強いほど外資は逃げやすくなる。