日本政府、イージス・システム搭載艦に国産巡航ミサイルを搭載する方向で調整中

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読売新聞は17日、政府はイージス・アショアの代替案として取得するイージス・システム搭載艦に「国産巡航ミサイル」を搭載する方向で調整中と報じている。

イージス・システム搭載艦は船体は従来の護衛艦と同じ「単胴船」に落ち着いたらしい

日本政府は陸上配備型のミサイル防衛システム「イージス・アショア」配備断念後、発注済みのAN/SPY-7(総額350億円)を流用してイージス・システム搭載艦を2隻調達することを決定したが、政府は同艦に敵基地を破壊するための反撃能力を持たせるため「12式地対艦誘導弾の射程を1,000kmに延長した巡航ミサイル(12式地対艦誘導弾・能力向上型)を搭載する方向で調整中」と読売新聞が報じている。

日本政府、イージス・システム搭載艦に国産巡航ミサイルを搭載する方向で調整中

出典:令和4年度版防衛白書 12式地対艦誘導弾・能力向上型

三菱重工業が開発を進めている12式地対艦誘導弾・能力向上型の射程距離は900km~1,500kmに延長される予定で、RCS低減のためステルス化された能力向上型を令和4年度版防衛白書の中で公開して注目を集めたが、射程を延長するため折りたたみ式の主翼を装着した能力向上型は正に巡航ミサイルそのものだ。

これをイージス・システム搭載艦に搭載してミサイル防衛だけでなく反撃能力も備えた護衛艦にするという意味だ。

更に海上自衛隊はイージス・システム搭載艦の情報収集・分析に係る技術支援役務に応じる企業資格に「最新の多胴船の設計・製造等の経験を有すること」と指定していたため、イージス・システム搭載艦の船体はインディペンデンス級沿海域戦闘艦のような三胴船やひびき型音響測定艦のような双胴船を想定しているのではないかと噂されていたが、戦闘用艦艇としての開発実績が少ないことや建造費高騰が懸念されるためイージス・システム搭載艦は船体は従来の護衛艦と同じ「単胴船」に落ち着いたらしい。

日本政府、イージス・システム搭載艦に国産巡航ミサイルを搭載する方向で調整中

出典:海上自衛隊 護衛艦まや

因みに防衛省はイージス・システム搭載艦の船体形式が決まったため2023年度予算の概算要求で建造関連費用の計上予定だが、読売新聞は「船体の完成までには5年以上かかる=船体設計に5年以上かかるという意味?」と報じている。

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※アイキャッチ画像の出典:Lockheed Martin

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