サハリン2新会社、現時点で契約困難になる条件聞いていない=経産相


サハリン2新会社、現時点で契約困難になる条件聞いていない=経産相

  8月17日、西村康稔経産相は省内で記者団に対し、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」について「現時点で何か契約締結を困難にさせるような新たな条件が提示されたとは聞いていない」と述べた。写真はサハリン2のプラントで2006年10月撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin)

事業を引き継ぐ新たな会社への参画については、9月4日までに、従来の運営主体であるサハリンエナジーに出資している三菱商事と三井物産が回答することになっている。

西村経産相は三菱商事の中西勝也社長と会ったことを明らかにし「新たに設立されるロシア法人への参画同意について前向きにご検討いただきたい旨をお伝えした」と述べた。具体的なやり取りは差し控えるとしたうえで「日本の権益を守り、LNG(液化天然ガス)の安定供給が図られるように、官民で一体となって対応したい。三菱商事側は要請を受け止めてくれていると思う」と話した。

萩生田光一前経産相は三井物産の堀健一社長と会い、今回と同様に、新会社への参画を前向きに検討するよう要請している。

西村経産相は「民間同士の契約とはいえ不安があると思う。官民一体となって権益をしっかりと守っていけるように政府としてはできることはしっかりと応援したい」と述べた。



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