フィンランド・クオピオで、記者団の取材に応じるサンナ・マリン首相(2022年8月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フィンランドのサンナ・マリン(Sanna Marin)首相(36)がパーティーで踊っている動画が流出し、批判を生んでいる。動画からは、参加者が薬物を使用した疑惑も浮上。マリン氏は18日、薬物検査を受けることに「問題はない」と表明した。
【写真】記者団の取材に応じるマリン首相
SNSや同国のメディアで広く共有されている動画では、マリン氏が他の参加者と踊っている様子が捉えられている。動画の中での参加者の発言が麻薬に言及したものではないかとの見方も出ており、SNS上では議論が沸騰した。
マリン氏は、パーティーでは飲酒があったものの、自身は麻薬を使用しておらず、参加者による使用も目撃しなかったと説明。だが連立政権を組む党の議員からは、同氏が自主的に薬物検査を受けるべきだとの声も上がった。
マリン氏は記者団に対し、「何も隠すことはない。薬物は使用していないので、検査を受けることに問題はない」と明言。「友人と夜を過ごしていた」と説明し、動画は私有地で撮影されたものだとした。
動画をめぐっては、マリン氏のダンスが首相として不適切な行動だとの批判が上がっている一方で、同氏には友人とプライベートの集いを楽しむ権利があると擁護する声もある。
同氏は昨年12月にも、新型コロナウイルス感染者と接触した後にクラブで夜を明かししていたことが判明し、批判を生んだ。その際、テレビ局MTV3の世論調査では、回答者の3分の2がマリン氏の行動を「重大な過ち」だとした。【翻訳編集】 AFPBB News