極超音速ミサイル「キンジャル」を装備したロシア軍のミグ31戦闘機(2021年6月、シリアで撮影)=AP
ロシア国防省は18日、極超音速ミサイル「キンジャル」を装備したミグ31戦闘機3機を、バルト海に面するロシア西部の飛び地カリーニングラード州の基地に配備したと発表した。ウクライナ侵略を巡って対立を深める北大西洋条約機構(NATO)へのけん制を強める狙いがあるとみられる。
キンジャルは、射程約2000キロ・メートルで核弾頭の搭載が可能だ。最大速度はマッハ10とされ、ウクライナ侵略で使用している。国防省は今回の配備を「追加的な戦略的抑止策」とし、24時間体制で任務にあたると説明した。
カリーニングラード州はNATO加盟国のポーランドとリトアニアに接している。