2018年から運用中の韓国科学技術情報研究院のスパコン5号機「ヌリオン」。
韓国科学技術情報通信部は22日、国家超高性能コンピュータ6号機の構築・運営計画が予備妥当性調査を通過したことを受けて事業を本格的に推進すると明らかにした。
【写真】日本のスーパーコンピュータ「富岳」
韓国政府は2930億ウォン(約300億円)の予算を投じて600ペタプルロプス(PF)級以上の理論性能を備えたスパコン6号機の構築作業を完了する計画だ。
これは、現在、韓国科学技術情報研究院(KISTI)が運営しているスパコン5号機「ヌリオン」の理論性能25.7ペタプルロプスよりも約23倍の速度だ。また、現在世界スパコン性能2位の日本理化学研究所の「富岳」(理論性能537ペタプルロプス)よりも速い。
韓国政府は世界各国がスパコンの性能を引き続き高めている傾向を考慮すると、韓国スパコン6号機は2024年を基準として世界5~10位に入るだろうと予想した。