ロシア軍、南部戦線で後退　兵員不足、予備役で補填か

　【キーウ共同】英国防省は31日、ウクライナ軍が南部で反撃を継続し、複数の地点でロシア軍を押し戻したとの分析を発表した。ロイター通信によると南部ミコライウ州のキム知事は30日、同州に隣接し、ウクライナ軍が奪還を目指すヘルソン州で、激しい戦闘が続いていると地元メディアに明らかにした。

　同省は、ロシア軍が南部での兵員不足を予備役や、東部に展開する部隊で補填しようとしている可能性があると指摘した。

　ウクライナ軍はヘルソン州内の集落奪還作戦を続けており、地元当局は30日、奪還した51集落のうち33集落で電力が回復していないと述べた。