![ロシアの銀行、上期に総額250億ドルの赤字計上─中銀=経済紙 ロシアの銀行、上期に総額250億ドルの赤字計上─中銀=経済紙](https://jp24h.com/wp-content/uploads/2022/09/20220902-00000109-reut-000-1-view.jpg)
9月2日、ロシア中央銀行のトゥリン第一副総裁は、国内銀行が上半期に総額1兆5000億ルーブル(249億5000万ドル)の赤字を計上したことを明らかにした。経済紙RBCとのインタビューで述べた。写真はモスクワにあるロシア中銀本部。5月27日撮影(2022年 ロイター/Maxim Shemetov)
[2日 ロイター] – ロシア中央銀行のトゥリン第一副総裁は、国内銀行が上半期に総額1兆5000億ルーブル(249億5000万ドル)の赤字を計上したことを明らかにした。
経済紙RBCとのインタビューで述べた。ロシアのウクライナ侵攻後、中銀が国内銀行の業績を明らかにしたのは初めて。
赤字の約3分の2は外国為替業務に関連するものという。
トゥリン氏は通期の赤字が上半期の1兆5000億ルーブルを超えない可能性は「50%以上」と述べた。
赤字は最大手行に集中。赤字経営の銀行は総額1兆9000億ルーブル(316億ドル)の赤字を計上。黒字経営の銀行は総額4000億ルーブル(66億5000万ドル)の黒字を計上した。
トゥリン氏は2014─17年の銀行危機の再来は予想していないと発言。同危機では中銀が複数の銀行を救済。資本が脆弱な数百行の銀行免許を没収した。