英ダイアナ妃のインタビュー番組について報じる現地紙(1995年11月15日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国放送協会(BBC)は2日、故ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)がチャールズ皇太子(Prince Charles)との結婚生活の破綻を告白した1995年のテレビインタビューから得られた収益から、ダイアナ妃が関係する七つの慈善団体に総額142万ポンド(約2億3000万円)を寄付したと発表した。
【写真】インタビュー放映前、ロンドン市内を歩くダイアナ妃(1995年)
BBCの看板ドキュメンタリー番組「パノラマ(Panorama)」で放送されたインタビューをめぐり、BBC記者が元妃をどのように取材に応じさせたのかは長らく疑問視されていた。調査結果が昨年5月に発表され、マーティン・バシル(Martin Bashir)記者が虚偽の事実を示した銀行明細の偽造を依頼するなど不当な手段を使っていたことが判明した。
BBCは「(調査結果を受け)このような取り組みが正しく、適切な選択肢であると考えている」と表明した。
元妃はインタビューで、チャールズ皇太子との結婚生活には「3人がいた」と話し、皇太子と現在の妻カミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall)の愛人関係を暴露したほか、自身の不倫についても告白。番組は当時過去最高となる2280万人が視聴し、数々の賞を受けた。【翻訳編集】 AFPBB News