英ロンドンのバッキンガム宮殿で、英連邦諸国の国民に向けテレビ演説を行うチャールズ新国王(2022年9月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国のチャールズ新国王(King Charles III)は9日、同国と英連邦諸国の国民に向け、即位後初めての演説を行った。人々の「計り知れない喪失感」を共有すると述べ、前日死去した母エリザベス女王(Queen Elizabeth II)と同じ生涯にわたる奉仕を宣誓した。
【写真】ロンドンのパブで国王の演説を見る人々
新国王は事前収録されたテレビ演説で「この生涯の奉仕の誓いを、きょう、私はすべての人に新たにする」と言明。長男のウィリアム王子(Prince William)が「プリンス・オブ・ウェールズ(Prince of Wales)」の称号を自身から引き継ぐと発表した。
カミラ王妃(Queen Consort Camilla)について、「私の愛しい妻カミラの愛情あふれる支えに頼りたい」と表明。さらに、王室を離脱した次男ヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)夫妻について、「海外で生活を築いているヘンリーとメーガンに対する愛も表明したい」と述べた。
演説の最後には、女王を「愛しいママ」と呼び、「私たち家族と、あなたが長年にわたり懸命に使えてきた国々という家族に対する愛と献身に感謝する」と語りかけた。【翻訳編集】 AFPBB News