侵攻開始から200日が経過、ウクライナ軍は解放した領土の防衛に移行か

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ロシア軍による侵攻開始から200日が経過、ウクライナ政府高官や軍関係者がハルキウ州での反撃について語り始めており、予定された反撃が一段落した可能性が高い。

プーチンがウクライナ侵攻を自ら諦めることだけは絶対にないだろう

レズニコフ国防相は英FT紙に「転げ落ちる雪だるまのような電撃戦の戦果は予想を遥かに上回った」と語ったが、ロシア軍が再び反撃に転じる可能性もあるため「勝利を祝うのは時期尚早」と警告して「6日間の戦いでウクライナ軍の兵士達は疲れ果てているが、解放した領土を守る準備に取り掛からなければならない」と述べている。

侵攻開始から200日が経過、ウクライナ軍は解放した領土の防衛に移行か

出典:MilitaryLand.net

ゼレンスキー大統領も反撃が大きな成果を上げたと述べる一方で「勝利への道のりは決して平坦ではない」と言及、クレバ外相もウクライナ軍がロシア軍を打ち負かせることを証明したと述べる一方で「勝利するためにはもっと武器が必要だ」と訴えており、予定された反撃が一段落した可能性が高い。

ハルキウ州での反撃に呼応してウクライナ軍はドネツ川対岸地域(リマン、ヤムピリ、スヴャトヒルシク)、リシチャンシク方面、ドネツク空港などを攻撃して注目を集めたが、ドネツク人民共和国の指導者プシーリン氏は「リマンやドネツク空港に対する攻撃を食い止めた」と明かし、SNS上で注目されたヤムピリやスヴャトヒルシク奪還に関する視覚的な証拠も今だに見つからず、リシチャンシク方面の戦闘も殆ど情報がないためスラビャンスク方面の戦況を冷静に評価すると以下のようになる。

侵攻開始から200日が経過、ウクライナ軍は解放した領土の防衛に移行か

出典:Google Map スラビャンスク方面の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

イジュームから伸びたロシア軍の突出部が消滅したのでスラビャンスクの状況は著しく改善しており、シヴェルシク方面の防衛ラインも今のところ安定しているが、バフムートに迫るロシア軍はハルキウ州での反撃に関係なく攻撃を続け、コデマ郊外のウクライナ軍陣地を突破したことが視覚的に確認されている。

ドネツク方面ではウクライナ軍がピスキー奪還を試みたがロシア軍に阻止(戦車を1輌~2輌失い撤退)されており、ドネツク空港はピスキーの直ぐそばに位置するため「ピスキー奪還」を「空港への攻撃」と勘違いしたのかもしれない。

ロシア軍はハルキウ州から撤退した戦力をドネツクに投入すると発表しているので、やはりバフムート周辺が今後もホットスポットになると思われるが、ウクライナ軍もスラビャンスク方面の圧力が減ったのでドネツクに戦力を回すのかもしれない。

果たしてウクライナ軍は守りを固め冬支度の準備に入るのか、反撃が一段落したと思わせて第二撃目の準備を進めているのか、それともロシア軍が逆襲に出るのかは不明だが、プーチンがウクライナ侵攻を自ら諦めることだけは絶対にないだろう。

侵攻開始から200日が経過、ウクライナ軍は解放した領土の防衛に移行か

出典:Telegram

因みにウクライナメディアは今回の反撃について「ロシア軍が放棄していたった装備や弾薬を大量に回収できた」と報じており、ウクライナにとって最大の武器供給国は今だにロシアらしい。

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ウクライナメディア、ロシアがハルキウ州から撤退したことを認めた
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※アイキャッチ画像の出典:管理人作成 大まかな全体の戦況マップ

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