【ワシントン共同】米シンクタンクの戦争研究所は12日、ウクライナ軍が南部のロシア制圧地域で反転攻勢を続けており「ロシア軍の士気が低下し、戦闘能力に重大な影響を与えている」との分析を発表した。衛星画像で南部ヘルソン近郊の集落からほぼ全てのロシア軍車両が退却したことも確認されたとしている。
ウクライナ軍が東部ハリコフ州のロシア制圧地域を奪還した後、ロシア軍は部隊を再編成できず退却。東部ドネツク、ルガンスク両州の全域掌握を狙うロシア軍の重要拠点だったハリコフ州イジュムをウクライナ軍が奪還したことで、ロシア軍が近くの幹線道路を砲撃する能力が低下したとしている。