ロシア敗北 プーチン大統領10月に〝終戦宣言〟か 東部の支配地域ほぼ取り戻され、国内外で窮地「G20首脳会談出席に意欲」中村逸郎氏


ロシア敗北 プーチン大統領10月に〝終戦宣言〟か 東部の支配地域ほぼ取り戻され、国内外で窮地「G20首脳会談出席に意欲」中村逸郎氏

ロシア国旗

【写真】歩兵戦闘車で東部ハリコフ州を進むウクライナ軍の兵士

ゼレンスキー大統領は14日、ハリコフ州の要衝イジュムを訪問。「侵略者は領土を一時的に占領できても、国民を征服することはできない」と演説し、前線の兵士らに感謝を表明した。

ウクライナ軍は南部ザポロジエ州でも前線に大部隊を集結させているとみられる。

ロシア国内では「敗退」との受け止め方が広がり、国営テレビの番組などで激論も交わされている。米シンクタンクの戦争研究所は13日、プーチン政権が世論の批判の矛先を軍に向けようとしており、敗退を軍の動員強化に利用するもようだと分析した。ただ、国内外で窮地に追い込まれており、特別軍事作戦を継続できるのか、不透明さが増してきた。

ロシア政治に詳しい筑波大学名誉教授の中村逸郎氏は「ロシア軍にとって侵攻開始後、最大の痛手となっている。G20(20カ国・地域)の枠組みを重視するプーチン氏は11月の首脳会合への出席に意欲をみせているが、侵攻継続の状態なら他国がボイコットし、国際的孤立を深める可能性もある。終了宣言を考える場合、10月末ごろまでがタイムリミットになりそうだ」と分析した。



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