中国で国家の転覆をはかったなどとして懲役7年の実刑判決を受けた著名な人権派弁護士が、24日朝、刑期を終えて出所しました。
7年の刑期を終えて出所したのは人権派弁護士の周世鋒氏で、24日朝、天津市の刑務所を出所し、北京市に戻りました。
周さんは著名な人権派弁護士の王全璋氏ら人権問題に取り組む多くの弁護士が所属した法律事務所の主任を務め、自らも人権問題に取り組んできました。
しかし、2015年に人権派の弁護士が一斉に拘束された際に、周さんの事務所は当局により閉鎖され、自身も拘束、その後の裁判で懲役7年の実刑判決を受けていました。
中国では習近平指導部のもとで、人権派の弁護士や活動家への抑圧が続いていて、来月の共産党大会を前に刑期を終えて出所した周さんたちも、引き続き厳しい監視下に置かれる可能性があります。