ロシア正教会の総主教、動員された人々の犠牲は全ての罪を洗い流す

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ロシア正教会は特別軍事作戦に参加する兵士に「ウクライナ民族を地球上から抹殺することが任務だ」と訴え注目を集めたことがあるが、今度は動員された人々の犠牲をイエス・キリストになぞらえ「人間が犯す罪を全て洗い流してくれる」と主張している。

この概念はイスラム教の殉教者を模倣したものだと露独立系メディアのSOTAは報じている

ロシア正教会のキリル総主教はプーチン大統領が始めた特別軍事作戦を支持、この戦争を「外部勢力が聖なるロシアの人々に仕掛けた戦い」と定義して特別軍事作戦に加わる若者を称賛、ブリャンスク管区の正教会が作成した配布物にも「貴方はロシアの戦士である、貴方の任務はウクライナの民族主義から祖国を守ることだ、貴方の任務はウクライナ民族を地球上から抹殺することだ、貴方の敵は人間の魂に罪深い損害を与えるイデオロギーだ」と書かれている。

ロシア正教会の総主教、動員された人々の犠牲は全ての罪を洗い流す

出典:Euromaidan Press

しかし特別軍事作戦が契約軍人だけで手に負えなくなり、プーチン大統領が「部分的な動員=30万人の予備役招集」を発表すると海外に逃げ出すロシア人が急増、招集手続きの不手際も重なり各地で抗議が活動が多発、メディアを通じて紹介されるロシア人にとって特別軍事作戦は「遠い世界の話=プーチンが契約軍人を使ってやっている国外の戦争」だったが、動員発表を受けて「戦争が国内に入ってきた」と受け止めており、戦争に無関係だった自分たちも巻き込まれる恐怖でパニック寸前だ。

この状況を見かねた行動かは不明だが、ロシア正教会のキリル総主教が日曜日の説教の中で「この内戦で多くの人が死んでいることを私達は知っている。この戦いが一刻も早く終ることを、この恫喝的な戦いで殺し合う兄弟が1人でも少なくすむよう教会は願っている。同時に義務や誓いを果たすため招集に応じて任務中に戦死する人々は他人のための自己犠牲に相当し、この犠牲は人間が犯す罪を全て洗い流してくれると信じている」と述べたらしい。

キリル総主教の発言について露独立系メディアのSOTAは「ウクライナとの戦いに動員された人々をイエス・キリストになぞらえている」と批判し、この概念はイスラム教の殉教者を模倣したものだと報じて注目を集めている。

つまりプーチン大統領が発表した動員に応じる行為=不当な暴力でウクライナ人にロシアへの同化を迫る過程での死が「宗教的な殉教だ」と言っているに等しいが、もはや遠い世界の話ではなく「イデオロギーのために始めた戦争に自分達も巻き込まれる」と多くの人々が理解し始めているので、キリル総主教の崇高な説教が信者達=ロシア国民の心を動かすかは謎だ。

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※アイキャッチ画像の出典:Kremlin.ru/CC BY 4.0

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