【ロンドン共同】英国の通信傍受機関、政府通信本部(GCHQ)のフレミング長官は11日、ロンドンでの講演で、ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領について「政権内部で批判の声がほとんど上がっていない」ことなどから、戦略的な判断に「欠陥」があるとの見方を示した。
ウクライナ軍の抵抗を受けて戦況は不利になりつつあり「兵力の面でも装備の面でもロシアの損失は甚大だ」と分析。「ロシア軍の現場司令官は物資と弾薬が不足していることを分かっている」と強調した。
ロシア兵は「疲弊している」とも指摘。こうした苦境を「ロシア国民も気づき始めている」と述べた。