ウクライナがFowlerUAVを公開、迎撃ドローンで敵ドローンを無力化

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ウクライナ人のOleksandr Butkaliuk氏はカウンタードローンシステム「Fowler」を公開、これは敵ドローンを迎撃ドローンで直接無力化するタイプのシステムだ。

FowlerUAVはキーウのスタートアップ企業が開発したドローンを低コストで迎撃できるカウンタードローン技術に似ている

ウクライナ人のOleksandr Butkaliuk氏が率いるプロジェクトチームはドローン迎撃システム「Fowler」を公開、このシステムは固定翼及び回転翼のUAVを迎撃するカウンタードローンシステムで、迎撃機のFowlerUAVはドローン検出システムと組み合わせて使用する。

ウクライナがFowlerUAVを公開、迎撃ドローンで敵ドローンを無力化

出典:Oleksandr Butkaliuk

FowlerUAV(重量1.3kg/最大高度1,000m/最大飛行距離1,500m/最大速度50 m/s)は搭載されたEO/IRセンサーで目標を捕捉して接近、拡張式のメッシュネットを目標に発射して無力化するか、直接衝突して目標を破壊することができ、前者の方法だとFowlerUAVは帰還して再使用することができる。

恐らくFowlerUAVは前線で偵察に使用されるDJI製などの商用ドローン、軍用モデルのEleron-3やOrlan10などの迎撃を想定しており、中高度を長時間飛行するMALEタイプのUAV(ロシア軍のOrionUAVやイランから調達したShahed-136など)迎撃は想定されいない。

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因みにFowlerUAVはキーウのスタートアップ企業が開発したドローンを低コストで迎撃できるカウンタードローン技術に似ている。

この企業が開発した技術は敵ドローンを迎撃ドローンで破壊するというもので、光学センサーやレーダーなどの外部センサーが敵ドローンを検出すると情報がインターセプトユニットに送信され自動(または手動)で迎撃ドローンを射出、迎撃ドローンと敵ドローンの距離が20mまで接近すると機首を目標に向けるための機体制御が始まり、約3mまで近づくと迎撃弾を発射して目標を破壊、迎撃ドローンは自動的に射出地点に戻って着陸する仕組みだ。

ウクライナがFowlerUAVを公開、迎撃ドローンで敵ドローンを無力化

出典:Oleksii Khomich UAV INTERCEPTOR (Anti-Drone)

迎撃ドローンは円柱型の折りたたみ式クアッドロータ型(総重量910g)で、射出地点に戻ってきた迎撃ドローンの再使用には弾頭の補充とバッテリーの交換に30秒かかると説明されており、迎撃弾は目標の種類や動作モードに応じて複数の種類を用意すると開発者は述べていた。

ウクライナがFowlerUAVを公開、迎撃ドローンで敵ドローンを無力化

出典:Oleksii Khomich UAV INTERCEPTOR (Anti-Drone)

この企業は開発したカウンタードローン技術の実用化や製品化に資金を必要としており「linkedin」で投資家やパートナーを募集(2021年1月の話)していたが、Fowlerとコンセプトもインターセプトユニットの形状も似ているため、この企業の技術をベースにウクライナはFowlerを開発したのかもしれない。

ウクライナのスタートアップ企業、敵ドローンを迎撃ドローンで破壊する技術を開発

 

※アイキャッチ画像の出典:Oleksandr Butkaliuk

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