英軍の制服組トップのラダキン参謀長(写真)は、ロシアのプーチン大統領の「極めて無責任」な核のレトリックに対し団結するよう国際社会に呼びかけた。今年3月、ロンドンで撮影(2022年 ロイター/Henry Nicholls/File Photo)
[ロンドン 19日 ロイター] – 英軍の制服組トップのラダキン参謀長は19日、ロシアのプーチン大統領の「極めて無責任」な核のレトリックに対し団結するよう国際社会に呼びかけた。
ラダキン氏は講演で「プーチン大統領には、もはやほとんどの選択肢が残っていない。そのために核のレトリックを使っている」とし、「極めて無責任だが、弱さの表れであり、このことはまさに国際社会が強く団結しなければならないことを示している」と述べた。
講演後の質疑応答で、プーチン氏がウクライナに対する核攻撃を準備している可能性について直接的に言及するのは避け、「ロシアが核に関連するレトリックを使用することの無謀さを強調したい。ウクライナへの継続的な支援に集中する必要があり、無謀なレトリックに引きずられることがあってはならない」と述べた。