米ラッパー、カニエ・ウェストさん。仏パリで(中央、2022年10月2日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米ラッパーのカニエ・ウェスト(Kanye West)さん(45)が米靴大手スケッチャーズ(Skechers)の社屋に押し掛けたため、同社の幹部2人が付き添って退去させる出来事があった。同社が26日、明らかにした。ウェストさんは許可なく撮影もしていたという。
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現在「イェ(Ye)」と名乗るウェストさんはここ数週間、人種差別的・反ユダヤ主義的な言動を繰り返していることが報じられている。これを受け、独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)や米アパレル大手ギャップ(Gap)、仏高級ブランド、バレンシアガ(Balenciaga)など複数のブランドが提携解消を発表している。
スケッチャーズによると、ウェストさんはロサンゼルスの社屋に「予告も招待もなく」現れ、「無許可の撮影にも参加」していた。
スケッチャーズは、ウェストさんとの提携は検討しておらず、そのつもりもないと強調した。「わが社は、ウェスト氏の最近の分断を招くような発言を非難する。反ユダヤ主義的発言や他のいかなるヘイトスピーチも容認できない」
同社は、無許可撮影していたことから、幹部2人がウェストさんと話をし、一行を退去させたとしている。【翻訳編集】 AFPBB News