実業家のイーロン・マスク氏が寄贈したインターネット通信衛星サービス「スターリンク」のアンテナ。ウクライナ東部イジュームで(2022年9月25日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は27日、ロシアが米国の商業衛星を攻撃した場合、「適切な」方法で対応し「その責任を取らせる」と述べた。
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これに先立ちロシア外務省のコンスタンチン・ボロンツォフ(Konstantin Vorontsov)不拡散・軍備管理局次長は国連(UN)で26日、西側諸国による「軍事目的での」商業衛星の利用は「極めて危険な傾向だ」と述べていた。
続けて「これらの国はこうした行為が事実上、軍事衝突への間接的な参加になることを理解していない」として、「準民間的なインフラは正当な報復攻撃の対象になり得る」と主張した。
ボロンツォフ氏は具体的な商業衛星には言及しなかったが、実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏率いる米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のインターネット通信衛星サービス「スターリンク(Starlink)」は、ウクライナ軍の通信で大きな役割を果たしている。【翻訳編集】 AFPBB News