バンコクからベトン国際空港に到着したノックエア旅客機=14日、タイ南部ヤラー県
【バンコク時事】マレーシアと国境を接するタイ南部ヤラー県のベトン国際空港で28日、運航停止前最後となる定期旅客便が発着した。
【図解】タイ・ベトン国際空港
タイ最南の空港として3月に開港したばかり。7カ月半で定期便がなくなり、多額の資金を投入して建設した政府の見通しの甘さに批判が広がっている。
空港は3月14日に開港し、格安航空会社(LCC)ノックエアがバンコクとの間に定期旅客便を就航させた。ところが、予約が予想を下回り、翌日から運休。4月29日に再開されたものの損失が膨らみ、停止が決まった。再開のめどは立っておらず、観光協会が別の航空会社と路線開設を協議している。