米空軍、11月1日から沖縄に駐留するF-15C/Dの本土撤退を開始

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沖縄に配備されている米空軍のF-15C/DについてFT紙は「退役するため米本土に戻る予定で、アラスカに配備されたF-22部隊が巡回駐留する予定だ」と報じていたが、米空軍は28日に沖縄駐留のF-15C/Dを2年後までに撤退させると発表した。

米軍のプレゼンス低下を危惧する日本からすると良くないニュースだが、アンダーセン空軍基地に戦闘機部隊を常駐させる方が軍事的には有利

米空軍の説明によればF-15C/Dを装備する第18航空団の第44戦闘飛行隊と第67戦闘飛行隊を段階的に本土へ撤退させる予定(11月1日に撤退開始/2個飛行隊分48機+予備機6機)で、このギャップを埋めるため「より高度な第4世代と第5世代の戦闘機をローテーション配備する」と述べているため、F-22AだけでなくF-15EXやF-35Aを装備する部隊が沖縄に巡回駐留するのだろう。

米空軍、11月1日から沖縄に駐留するF-15C/Dの本土撤退を開始

出典:Lockheed Martin

この問題について米ディフェンスメディアは「F-22は数が少なく駐留コストが高価なためF-15EXやF-35Aの派遣が中心になる」と見ており、恒久的に駐留する2個飛行隊とローテーションによる分遣隊派遣では「地域に及ぼすプレゼンスやメッセージ性で劣る」と指摘している。

さらに代替部隊を恒久的に駐留させないという暫定的な方針についても「嘉手納基地よりも中国本土から遠いアンダーセン空軍基地(グアム)に恒久的な戦闘機部隊を配備したいのかもしれない」と指摘しており、米軍のプレゼンス低下を危惧する日本からすると良くないニュースだが、軍事的な側面からみると「台湾有事が発生すれば真っ先に破壊される可能性が高い嘉手納基地ではなくアンダーセン空軍基地に戦闘機部隊を常駐させる」という考え方は正しいだろう。

米空軍、11月1日から沖縄に駐留するF-15C/Dの本土撤退を開始

出典:U.S. Air Force photo by Master Sgt. Nicholas Priest

因みに今回の決定で「日本の防衛に対する米国のコミットメント」が揺らぐことはない。

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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Rebeckah Medeiros

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