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韓国・ソウルの繁華街・梨泰院で156人が死亡した事故から5日で1週間、犠牲者を追悼するとともに政府に抗議する大規模な集会が開かれました。
ソウルの中心部では午後5時から追悼集会が開かれ、参加者はろうそくを持って犠牲者を悼みました。集会を呼びかけたのは尹錫悦政権に厳しい革新系の市民団体で、およそ6万人が集まったと発表しています。
日本人留学生2人を含む156人が死亡したこの事故をめぐっては、危険性を伝える通報への対応の遅れなど、警察の不手際が続々と明らかになっています。
集会の参加者たちは、事故は「無責任な政府によってもたらされた惨事で、真相の究明と責任者の処罰が必要」と訴えた上で、尹政権の退陣を求めました。
韓国政府が定めた国家哀悼期間は5日で終了し、今後、責任の所在をめぐって政府への批判が強まる可能性があります。