文鮮明氏発言録ネット流出 天皇や首相に言及「日本向けより過激」

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文鮮明氏発言録ネット流出 天皇や首相に言及「日本向けより過激」

教祖の文鮮明氏=ユーチューブの世界平和統一家庭連合(旧統一教会)公式チャンネルから

【旧統一教会側との接点を認めた国会議員】

 発言録は、韓国の教団系出版社「成和出版社(現・天苑社)」が信者向けに発行した「文鮮明先生マルスム(御言=みこと)選集」。

 文氏が1956年から2009年に説教した言葉が韓国語で収録され、各巻は約300~400ページに及ぶ。文氏が死去した12年までに615巻が発行されたが、既に絶版となっており入手は困難。日本語版はない。

 毎日新聞は、全615巻と同内容とみられる文書を掲載し、全巻のPDFを公開しているウェブサイトの存在を把握。日本の教団広報部に対し、「文鮮明先生マルスム(御言)選集」と同一のものか確認を求めた。

 同広報部は取材に対し「サイトに上がっている内容は成和出版社が発行した文鮮明教祖の御言選集であることは確か」とメールで認めた。ただ、このサイトは教団と関係がなく、不法転載によって著作権を侵害しているとして、韓国の教団がサイト側に対し、法にのっとった措置を促しているという。

 そのうえで、この発言録の性質について「文氏が韓国で語った説教をまとめた書物で、信者の拝読用に使用される」と説明。「信者の行動指針として特別に使われることはない」とした。だが、歴代首相の氏名や日本の地名など発言は詳細で、日韓関係や天皇など敏感な話題にも具体的に触れている。

 元信者で教団関連の「世界日報」記者だった金沢大の仲正昌樹教授(政治思想史)は「文氏が韓国で語っていた内容をまとめて目にしたのは初めて。日本人の信者向けの発言集に比べると過激な印象だ」と話す。

 全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士は「信者にとって、メシア(救世主)である文氏の発言は神の言葉に等しい重要な意味がある。文氏の発言に従って信者が考え、行動するのは当然だ」と指摘する。【田中裕之、ソウル坂口裕彦、渋江千春】

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