韓国・ソウルの梨泰院で、地下鉄駅前の献花スペースに置かれた最初の通報時刻を記したポスター(2022年11月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院(Itaewon)で156人が死亡した雑踏事故で、捜査対象となっていた警察官が11日、遺体で発見された。
【写真】献花台前で黙とう、韓国警察官
警察庁によると、梨泰院を管轄する竜山(Yongsan)警察署の情報係長(55)が、ソウル市内の自宅で死亡しているのが見つかった。
竜山警察署は、群衆整理の不備をめぐって特別捜査本部が強制捜査に入った主要な捜査対象の一つ。今月初めに公開された緊急通報の記録では、事故発生の4時間近く前から危険を訴える通報が11件入っていたにもかかわらず、同署は何の対策も講じなかったとみられている。
聯合(Yonhap)ニュースによると、死亡した情報係長には、梨泰院でハロウィーンに事故が起きる危険性を事前に警告していた報告書の破棄を命じたなどの疑いが持たれていた。【翻訳編集】 AFPBB News