ヘルソンの支配権回復にハードル 砲撃や多数の地雷の恐れ


ヘルソンの支配権回復にハードル 砲撃や多数の地雷の恐れ

ウクライナ国旗

【写真】ゼレンスキー氏「世界はこれを見よ」 市民の遺体を掘り起こす作業員

ゼレンスキー大統領は同日、露軍の兵士らが民間人の服装を着てヘルソン市内に潜んでいると述べ、ゲリラ戦などを企てずに投降するよう呼び掛けた。

露国防省は同日、ヘルソンを含むドニエプル川の西岸地域に駐留していた3万人規模の兵員と約5千の装備品を「東岸地域に無傷で移送した」と主張。露軍はなお相当の攻撃能力を有しているとみられる。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「露軍の砲兵部隊は、東岸地域からヘルソンを廃虚にするつもりだ」と警戒感を示した。

また、露軍はヘルソン市内に多数の地雷を埋め、ドアを開くと爆発するトラップ(わな)も仕掛けているとされ、除去には相当の時間がかかる見通しだ。

露軍は、ヘルソンのインフラ設備を破壊して退却する「焦土作戦」も展開。ウクライナ軍の前進を遅らせる狙いなどがあるとみられるが、現地では電気やガス、水道の供給が止まり、携帯電話の電波もつながっていないという。

ロシアは「住民保護」の名目で、ヘルソンなどドニエプル川西岸地域の住民の約半数に当たる10万人超を露支配地域に移動させた。住民の帰還と都市機能の回復も課題となる。



Source link