
台湾の富士康科技集団(フォックスコン)のロゴ(2019年1月31日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中国・河南(Henan)省にある世界最大のiPhone(アイフォーン)工場で、大規模な抗議デモが行われた。23日にウェイボー(微博、Weibo)やツイッター(Twitter)に投稿された動画から分かった。
【字幕】中国には「大きなうそがある」 検閲システム元開発者の告白
デモが起きたのは台湾の電子機器受託製造(EMS)大手、富士康科技集団(フォックスコン、Foxconn)の工場。同工場ではここ数か月、新型コロナウイルスの感染者が急増しており、封鎖を余儀なくされている。
動画には、多数の従業員が日中に道路を行進したり、一部の従業員が、防護服を着た人の集団や機動隊と対峙(たいじ)したりする様子が捉えられていた。
生配信されていた動画には、数十人の従業員が夜間、警官隊やライトを点灯した警察車両とにらみ合い、「われわれの権利を守れ」と連呼する様子が映っていた。
従業員の一人が金属製のバリケードを引きずる様子や、「突入してくる。 煙幕だ。催涙弾だ」といった配信者の声も記録されていた。
日中に撮られた別の写真には、夜間に火をつけられたとみられる焼け焦げた門が写っていた。
ウェイボーで使われていた「フォックスコン暴動」というハッシュタグは23日正午までに検閲されたとみられる。一方、工場での抗議デモに関するテキスト投稿は残っていた。【翻訳編集】 AFPBB News