ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(左、2022年11月26日撮影)と実業家のイーロン・マスク氏(2022年5月2日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は11月30日、ロシアによるウクライナ侵攻を終結させる「和平案」を示した実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏に対し、戦火の傷跡が生々しく残るウクライナを訪れ、ロシアがしてきたことを自分の目で確かめるよう呼び掛けた。
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マスク氏は10月、国連(UN)監視下でのロシア編入の是非を問う住民投票のやり直し、クリミア(Crimea)半島でのロシアの主権承認、ウクライナの中立化を含む和平案をツイッター(Twitter)で公表し、物議を醸していた。
ゼレンスキー氏は米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が主催したイベント「ディールブック・サミット(DealBook Summit)」でビデオ演説。和平案をやゆするかのようにマスク氏はウクライナに来てみるべきだと主張した。
「マスク氏は誰かの影響を受けているか、自分なりの答えを出している」との見方を示し、「ロシアがこの国で何をしてきたかを理解したければ、ウクライナに来て自分の目で思う存分確かめてほしい」「それから、この戦争をどう終わらせるか、誰が始めたのか、いつ終わらせることができるのかを教えてほしい」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News