誰がそんなところに住むのか? ウクライナ南部の新都市建設をプーチンが承認

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ロシア側はヘルソン州の州都をアゾフ海に面したヘニチェスク市に変更、さらに「アゾフ海と腐海に挟まれたアラバット砂州に新都市を建設する」と主張して注目を集めていたが、この計画をプーチン大統領が承認したため本当に新都市を建設するらしい。

まともな神経の持ち主ならアラバット砂州に大金を投資することないと皮肉るウクライナメディア

ロシア軍はドニエプル川右岸の占領地域から撤退したためヘルソン州の州都を一時的にヘニチェスク市に変更、露国営メディアに出演したサルド州知事は「アラバツカヤ・ストレルカ地域のアラバット砂州は自然環境が良く、鉄道や道路も通っているため非常に魅力的な場所で、ここに新しい都市を建設するためのプロジェクトを立案している。ここには必要な社会インフラが整備され政府機関が入居するビル、学校や幼稚園を備えた住宅などが建設されるだろう」と明かしていたが、プーチン大統領が計画を承認したため新都市建設が本当に実行されるらしい。

誰がそんなところに住むのか? ウクライナ南部の新都市建設をプーチンが承認

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

サルド州知事は「住民3万人が必要とするインフラを備えた都市を設計しており、この土地の潜在的な価値に国家だけでなく民間企業も関心を寄せている。ジャンコイ~チョンガル~ヘニチェスク~メリトポリ~ベルジャンシク~マリウポリ~ロストフ・ナ・ドヌーを結ぶ高速道路も建設予定で、ロストフ・ナ・ドヌーからケルチ経由でジャンコイまで伸びる既存の高速道路と接続すればアゾフ海の周囲に近代的な道路網が完成する」と説明し、新都市の名称はコンペで決定すると付け加えた。

この計画にウクライナメディアは「あのような場所に誰が大金を投資するのか?」と懐疑的に報じており、アゾフ海と腐海に挟まれたアラバット砂州の土壌は塩分を多く含んでいるためビルやマンションの建設に向かず、サルド州知事が評価する自然環境も過酷(夏は暑く冬は寒く、強い風が年中吹き付けるため居住にそれほど適した土地ではないらしい)で「ロシアはドニエプル川右岸から連れ出した住民を定住させたいと考えているのかもしれないが、そんな所に誰も住みたがらないだろう」と指摘。

さらに「潜在的な投資家もアラバット砂州が居住に向かない土地であることを承知しており、サルド州知事が言及した『大きな関心』とは連中にとって見慣れた『おとぎ話』である可能性が高く、まともな神経の持ち主ならアラバット砂州に大金を投資することない。しかもヘルソン州はかなりの部分が我々に解放されていてロシア軍が維持する地域も何れ解放されるのだから」と皮肉っている。

ロシアがウクライナ南部に新都市を建設?ヘルソン市に替わる州都か

 

※アイキャッチ画像の出典:Geneticist 007/CC BY-SA 4.0 アラバット砂州

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