バフムートを巡る戦い、ウクライナ軍は追加戦力の投入や砲撃強化を指示

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ゼレンスキー大統領は8日夜の演説で「バフムートやソレダルではロシア軍の攻撃で街の大半が破壊されが、敵の攻撃を撃退して持ちこたえている。陸軍のシルスキー司令官が同拠点を視察し追加戦力の投入や砲撃の強化を指示した」と明かした。

シヴェルシクとバフムートを繋ぐ唯一の幹線道路方向に突破するロシア軍の目論見は失敗か

ウクライナ軍東部司令部は7日に「血なまぐさい戦闘にも関わらずソレダルを保持しており、現地の詳細な状況を後日明かす」と述べていたが、ゼレンスキー大統領は8日夜の演説で「バフムートやソレダルではロシア軍の攻撃で街の大半が破壊されが、敵の攻撃を撃退して持ちこたえている。陸軍のシルスキー司令官が同拠点を視察し追加戦力の投入や砲撃の強化を指示した」と明かした。

バフムートを巡る戦い、ウクライナ軍は追加戦力の投入や砲撃強化を指示

出典:Генеральний штаб ЗСУ

ソレダルの状況も中心部Ⓐ=48.6968, 38.068をウクライナ軍が保持しているのを視覚的に確認、ワグナーが街の大半を支配しているピドロドネも「ウクライナ軍が東区画を保持して交戦中」という報告があるので「シヴェルシクとバフムートを繋ぐ唯一の幹線道路(T0513)方向に突破する」というロシア軍の目論見は達成に至っていない。

ここに追加戦力の投入と砲撃の強化が加われば「ロシア軍の前線は今以上に困難になる」と思われるので、個人的に「ひとまずバフムート方面は落ち着きを取り戻す(戦闘自体は激しい)」と思っている。

バフムートを巡る戦い、ウクライナ軍は追加戦力の投入や砲撃強化を指示

出典:GoogleMap ソレダル方面の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

因みに8日時点のバフムート周辺は「衛星写真によって雪化粧に覆われている」と確認されており、視覚的な証拠の日時を判断するのにとても役立つ。

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600人以上のウクライナ軍兵士を殺害したというロシア国防省の発表、直ぐに嘘だったことがバレる

ロシア国防省はHIMARSの攻撃で大晦日に何百人もの兵士が死亡した報復として「ウクライナ軍が兵舎として利用していたクラマトルスクの大学寮(第28寮と第47寮)を攻撃して600人以上の兵士が死亡した」と発表、ウクライナ軍は直ぐに「これはロシア軍のフェイクニュースだ」と反論していたが、複数の海外ジャーナリストは「ロシア軍の攻撃があったのは事実」とした上で「ミサイルは目標を外している」と報告している。

La Repubblica紙のダニエル・ライネリ氏は「第28寮と第47寮をチェックしたがミサイルは目標を外して何もないところに大きな穴を開けただけ」と述べており、クラマトルスクに滞在していたフィンランド国営メディアのアンティ・クロネン氏も「攻撃の爆発音は聞こえたが1台の救急車も見かけたことがなく、ロシア軍の攻撃(S-300の迎撃弾が使用されたらしい)は建物から約50m離れた地点にクレーターを作っただけで、建物内には軍関係者が滞在していた痕跡も死体も血痕も見当たらなかった」と指摘した。

さらにクロネン氏は「現段階において私自身の見たものとウクライナ側の見解の方が(ロシア国防省より)正しい」と述べており、少なくとも大学寮への攻撃で「ウクライナ軍兵士は1人も死ななかった」という意味だ。

ロシア人してみれば嘘だと指摘されたところで「ウクライナ人が真実を隠蔽した」と言っておけば済む話なので、国民向けのアピールに真実は必要ないのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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