こんにちは、日本ニュース24時間のみなさん！今回は、ネット上で話題となっている「やせ薬」についてお伝えします。これまで多くの人々がダイエット目的で利用してきましたが、実はこれは糖尿病患者用の薬なのです。そのため、薬局では「本当に必要な方に薬が回らない」という危機感を抱いています。
糖尿病の薬が足りない！薬局「いつ入ってくるかわからない」
糖尿病患者の血糖値を下げるために使われる「GLP－1」という薬が足りなくなっているのです。この薬は、糖尿病の患者にとっては欠かせないものですが、新規の患者にはなかなか処方することができません。薬局の宮田憲一薬剤師は「ネットでもだいぶ騒がれていますけど、美容として『やせ薬』、肥満の方の『やせ薬』ということなんですけれども」と話します。
食欲を抑える効果があるため、ネット上では「簡単にやせられる方法」として紹介されることもあり、使用者が増える一方で品薄状態になっています。調査してみると、「食事制限・運動不要」「我慢も、無理もいらない」という文言も見つかりました。
ただし、この薬は自由診療のため、費用は個々によって異なります。1か月分で5000円から8万円と幅広い価格帯です。
実際に使った人「1週間ちょっとで3kg減った」 その一方で…
実際にダイエット目的で「GLP－1」を利用した人の中には、効果を実感している人もいます。20代の女性は「1週間ちょっとで3kgくらいは減りました。インスタグラムでインフルエンサーさんとか、いろんな人が飲んでいるなというのもあって興味で飲んでみたいなというのがきっかけです」と話します。
錠剤タイプの「GLP－1」は1日1錠飲むだけで、体重がみるみると減っていったそうです。ただし、使用する際は専門医との相談が大切です。
「やせ薬」として話題を呼んでいる「GLP－1」ですが、実は糖尿病患者用の薬であり、その需要の高まりによって品薄となっています。薬局では、本当に必要な方に薬が届かないという状況に困っています。
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