ロシア軍元大佐のイゴール･ガーキン氏は「ソレダルの大部分を占領したワグナーの攻撃は戦術的な成功だ」と明かしたが、敵は郊外の岩塩坑周辺に新たな防衛ラインを構築しているとも付け加えた。

ウクライナ軍は岩塩坑を中心にワグナーと戦っている可能性が高いが、危機的な状況だという評価に大きな変わりは無い

ロシア軍元大佐のイゴール･ガーキン氏は11日「大ソレダルの大部分を占領したワグナーの攻撃は戦術的な成功だった。しかし敵は郊外の岩塩坑周辺に新たな防衛ラインを構築しているので制圧しなければならない」と明かし、ウクライナ東部司令部も「ロシア軍がソレダルを完全に占領していないことを保証する。岩塩坑を制圧した証拠として公開された写真も事実ではない」と述べており、これらの話を反映させるとソレダルの戦線は以下のようになる。

出典：GoogleMap ソレダル方面の戦況/管理人加工（クリックで拡大可能）

ウクライナ軍は「ワグナーがソレダル市中心部を確保している」という主張を否定（肯定もしていない）しておらず、ガーキン氏もウクライナ軍も「ワグナーの岩塩坑＝Ⓐ制圧」を否定しているので、この部分を戦況マップに落とし込むと多分こんな感じ（相当大雑把）になるのかもしれない。

恐らくウクライナ軍は岩塩坑を中心にワグナーと戦っている可能性が高いが、危機的な状況だという評価に大きな変わりは無いと思う。

因みにソレダルの範囲を厳密に言うと「青線で囲んだ範囲」のことを指す。

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※アイキャッチ画像の出典：Генеральний штаб ЗСУ