中国「日本が軍国主義に戻る!」 ⇒ 実際には自分達が軍備増強w

CNNのソウル支局発という珍しい記事だった。

アジアの軍拡競争、制御不能に陥る危険性がある理由
1/23(月) 6:55配信 CNN.co.jp

ソウル(CNN) これほどの規模の軍備拡大競争はアジアではかつて例がない。3つの核保有国と急速に核開発を進める国、世界3大経済大国、数十年来の同盟国。こうした国々がこぞって、陸海ともに対立が激化している地域での優位性を競い合っている。

米国とその同盟国である日本と韓国が1つのコーナーに、中国と友好国ロシアが別のコーナーにいる。そして3つ目のコーナーには北朝鮮が存在する。

いずれも他国に先んじようとするあまり、制御不能な悪循環に陥っている。詰まるところ、一方にとっての抑止力とは、相手側から見れば軍備拡張に映るのだ。

「こうした東アジアにおける力関係の悪循環は今後も続くだろう。我々には抑制の手立てや軍備管理がない」。カーネギー国際平和基金で核政策を専門とするアンキット・パンダ氏はCNNにこう語った。

こうした点は、日本の閣僚が今月ワシントンを訪問したことでさらに浮き彫りになった。13日に米国のジョー・バイデン大統領と会談を終えた日本の岸田文雄首相は、東シナ海で中国が行っている軍事活動と、8月に発射されたミサイルが台湾を越えて日本近海に着弾したことに懸念を表明した。

岸田首相は中国政府に「国際秩序の変更」を試みるべきではないと警鐘を鳴らし、中国問題では日米欧の結束が「絶対に必要だ」と述べた。首相の発言の数日前には、日米閣僚が「現に行われており、かつ加速しつつある(中国の)核戦力の増強」を不吉にも話題にしていた。

ところが北朝鮮や中国にしてみれば、好戦的なのは日本の方だ。両国の目に映るのは、先ごろ防衛費の倍増を宣言し、中国や北朝鮮国内の目標に到達可能な兵器の確保に走る日本の姿だ。つい数日前も中国からの先制攻撃の阻止を念頭に、新型移動式対艦ミサイルを含む新しい米海兵隊部隊を日本南方の島々に新たに配備することが発表され、中国と北朝鮮が抱いていると思しき懸念はますます高まっていることだろう。

こうした動きは米国と日本にとっては抑止力だが、中国政府にとっては拡張だ。

過去の蒸し返し

中国の主張によれば、懸念の根底には歴史的理由があるという。中国は日本が第2次世界大戦中の軍国主義に回帰することを恐れているというのだ。当時日本軍はアジアの広い地域を支配し、中国は痛手を負った。1937~45年の8年間、日本との戦争で約1400万人の中国人が命を落とし、最大1億人が故郷を追われた。

中国国内の基地も攻撃可能なトマホークなどの長距離「反撃能力」を保有するという計画から、日本が東アジアの平和を再び脅かすのがわかるというのが中国政府側の言い分だ。

だが批判的な人々は、中国が過去の傷を蒸し返すのには別の動機があるのではないかと考えている。自分たちの軍備増強から世間の目をそらそうという動機だ。

急拡大する中国の軍事力に日米が懸念を示す中、中国政府は声高にこれを否定しながらも日本周辺の領域で海軍、空軍力を伸ばし、日本が統治する東シナ海の無人島、尖閣諸島の主権を主張している。批判的な人々からはこうした指摘が出ている。

日本は昨年12月、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の接続水域で中国政府の船舶が1年間に334日も目撃されていたと発表した。2012年に日本政府が民間人の所有者から尖閣諸島の一部を購入して以来の最多記録だ。12月22~25日には、中国政府の船舶が尖閣諸島沖の日本領海内に73時間連続で侵入したが、これも侵入時間としては12年以来最長だ。

学びがある! 11
分かりやすい! 22
新しい視点! 9

https://news.yahoo.co.jp/articles/1ac3d28b279d50ab27b4f01096965cd72a2d927b

黒井日本の軍国主義化とやらに関しては中国だけでなく韓国も同じ主張をしているのだが、CNN記者は中国だけを槍玉に挙げて韓国に関してはむしろ核武装を容認するかのような論調だった。米国の親韓勢力の考え方を知るためには参考になるが、いずれにせよ中国がおかしな主張をしてることには変わりない。

黒井ネットユーザーも中国の主張を厳しく批判していた。中国が周辺国を威嚇してるのに、日本が東アジアの平和を!日本ガー!などと吹聴するのは本末転倒ではないかと言える。軍拡により戦争が始まるのではなく、核を持たないことにより戦争に巻き込まれるのだ…という意見が目を引いた。ウクライナの教訓を生かすべきだ。