安倍晋三首相は30日、大阪市内で、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席のため来日したサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談した。首相はサウジ政府が石油依存型経済からの脱却に向けて進める経済改革を「前例にない大改革」と評価し、支援の継続を表明した。
米国とイランの対立が激化し、緊張が高まる中東情勢をめぐっても、引き続き緊密に連携することを確認した。
来年のG20サミットはサウジが議長国を務める。首相は「サウジでのサミット成功に向け、引き続き日本としても取り組む」と述べ、ムハンマド氏は「国際社会全体の利益のために日本と協力していきたい」と応じた。