英国防省はロシア軍の戦死者数を4万人~6万人と推定、ウクライナ軍発表の半分以下

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ウクライナ軍参謀本部は16日「ロシア軍の戦死者が14万人(140,460人)を突破した」と発表したが、英国防省は「ロシア軍とワグナーを合わせた戦死者は4万人~6万人で、戦死者を含めた死傷者は17.5万人~20万人だ」と発表した。

最近の戦死者数に踏み込んだのは英国防省が初めてで「ウクライナ軍発表の半分以下」という数字に管理人も驚いている

ウクライナ侵攻で発生した人的損失に関する交戦国発表とNATO加盟国が言及した数値との差は広がり続けており、参謀本部は16日「ロシア軍の戦死者が14万人(140,460人)を突破した」と発表したが、同じタイミングで英国防省は「ロシア軍とワグナーを合わせた戦死者は4万人~6万人で、戦死者を含めた死傷者は17.5万人~20万人に達する可能性がある」と発表した。

英国防省はロシア軍の戦死者数を4万人~6万人と推定、ウクライナ軍発表の半分以下

出典:Ministry of Defence

英国防省は17日に発表した最新の戦況報告で「ロシア軍と民間軍事会社(ワグナー)の部隊はウクライナ侵攻以来17.5万人~20万人の犠牲者をだしている可能性が高く、この中には4万人~6万人の戦死者が含まれている。現代の基準に照らせば負傷者(11.5万人~16万人)と比べて戦死者の割合が高く、これはロシア軍の大部分で非常に初歩的な医療しか提供されていないためで、砲兵の攻撃が大半の死傷者を生み出している」と指摘している。

さらに米軍のミリー統合参謀本部議長は「ロシアが軍事的手段で政治目標を達成するのは限りなく不可能で、ウクライナも全ての占領地域からロシア軍を追い出すのは非常に困難だ。お互い自分達が掲げた目標達成に夢中になっているため和平交渉を始める気はないだろう」と述べ、互いに軍事的手段で政治目標を達成する見込みがないまま「戦いが続く」と示唆したが、ノルウェー軍の最高司令官を務めるエイリック・クリストファーセン陸軍大将も「ウクライナがロシアに軍事的勝利を収めるは現実的ではない」と主張。

英国防省はロシア軍の戦死者数を4万人~6万人と推定、ウクライナ軍発表の半分以下

出典:Сухопутні війська ЗС України

クリストファーセン陸軍大将は「この戦争に軍事的な解決はなく、どちらかが一方的に決定的な軍事的勝利を収めるには恐ろしほどの時間と犠牲を強いるだろう」と述べ、軍事的な解決は現実的ではないと示唆したためウクライナメディアは「我々の勝利をノルウェー軍のトップは信じていない」と報じているが、ノルウェー陸軍士官学校で教鞭をとるパレ・イドステボ大佐は「ウクライナは欧米全体の経済力に頼ることができるが、ロシアが頼れる支援は限定的なのでウクライナが勝利を収めるのは現実的だ」と述べた。

両者の見解が相反するのは「欧米の支援」に対する評価の違いで、ウクライナが要求する通常兵器(ATACMSや戦闘機など)を欧米が提供すれば戦場に決定的な違いをもたらすため「ウクライナが勝利を収めるのは現実的だ」と言えるが、NATO上層部は戦場に決定的な違いをもたらす兵器を供給すれば「プーチン大統領が政治的に追い詰められて核兵器使用を決断するかもしれない」と危惧しており、限定された通常兵器でロシア軍相手に決定的な軍事的勝利を収める困難だと考えているためだ。

英国防省はロシア軍の戦死者数を4万人~6万人と推定、ウクライナ軍発表の半分以下

出典:Telegram経由 サッコ・イ・ヴァンテッティを占領したワグナーの兵士

兎に角、英国防省が言及したロシア軍の死傷者数はミリー議長やクリストファーセン陸軍大将が過去に言及した数値にほぼ一致するが、(最近の)戦死者数に踏み込んだのは英国防省が初めてで「ウクライナ軍発表の半分以下」という数字に管理人も驚いている。

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※アイキャッチ画像の出典:Mil.ru / CC BY 4.0 スペツナズ

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