ウクライナがインフラ攻撃に対して勝利宣言、最も困難な時期を乗り越えた

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ウクライナのシュミハリ首相は28日「自信をもって最も困難な時期を乗り越えた」と述べ、ロシア軍によるインフラ攻撃=暖房と明かりを巡る戦いに事実上「勝利した」と宣言した。

油断は禁物だが、久々にウクライナにとって明るい話題と言えるだろう

シュミハリ首相は28日の閣僚会議で「本日は冬の最終日だ。まだ1ヶ月半ほど暖房シーズンが残っているものの『最も困難な時期を乗り越えた』と自信をもって断言できる。我々はロシアのインフラ攻撃に耐え抜き家庭の暖房を確保してきた」と述べ、電力供給量も17日間連続で不足(設備が損傷して送電が止まっている地域はある)しておらず、暖房と明かりを巡る戦いに事実上「勝利した」と宣言した。

ウクライナがインフラ攻撃に対して勝利宣言、最も困難な時期を乗り越えた

出典:TpyxaNews 明かりを失っていた時期のキーウ

さらにシュミハリ首相は「我々は今後もっと強くなる。失われたものを取り戻すだけでなくエネルギーインフラを近代化し、分散し、安全性を確保するだろう。この作業は既に進行中でさらに加速される」とも述べており、ハルシチェンコ・エネルギー相も「ロシア軍による大規模な攻撃が発生しない限り停電は二度と起こらない」と主張している。

ロシアは暖房と明かりを奪うことでウクライナ人からの「譲歩」を期待し、一時的にウクライナの電力事情は危機的なレベルまで低下したものの、最終的にロシア軍の破壊量を西側諸国の支援に支えられたウクライナの復旧作業が上回り、あと1ヶ月程度で暖房シーズンが終わるためロシアのインフラ攻撃は目的を達成できなかった。

ウクライナがインフラ攻撃に対して勝利宣言、最も困難な時期を乗り越えた

出典:IMA Media 演習に登場したShahed-136

今後もロシアがインフラ攻撃を継続するのかは不明だが、ウクライナ軍の防空能力は夏までに相当強化される見込みで、シュミハリ首相が述べたように「エネルギーインフラの分散化」が進めば攻撃効率は更に悪くなるため割に合わないかもしれない。

ただロシアのインフラ攻撃は「ウクライナ軍の防空システムが使用する迎撃弾を枯渇させる」という目的もあるので油断は禁物だが、久々にウクライナにとって明るい話題と言えるだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Денис Шмигаль

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