インドが国産練習機HTT-40を70機購入、700万ドルで海外の顧客にも提供

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インドはヒンドスタン航空機(HAL)が開発した初等練習機HTT-40を70機購入すると発表、この機体はインド空軍が運用中のPC-7MkIIを補完する存在となり、HALの関係者は約700万ドルで海外の顧客にも提供すると明かしている。

運用実績さえ確保できれば海外輸出に道が開けるかもしれない

ヒンドスタン航空機(HAL)が開発したHTT-40はターボプロップエンジンを搭載したタンデムシートの初等練習機で、インド空軍が採用することを前提に設計作業を進めていたもの「調達コストがPC-7MkII()の約2倍だ」と指摘され、軍も「戦略的な防衛装備品の開発能力を育成するためなら『高額な料金』を喜んで支払うが、HALの初等練習機が戦略的な開発能力の育成に不可欠なのか疑問だ」と述べてHTT-40の購入拒否を示唆、しかしHTT-40が初飛行(2016年5月)に成功すると大量購入を確約。

インド空軍は75機調達するPC-7MkIIの追加購入オプション(38機)を行使せず、HTT-40を計108機(70機+オプション38機)調達する計画だと噂されていたが、シン国防相は1日「ヒンドスタン航空機(HAL)が開発した初等練習機HTT-40を70機購入する」と発表、オプションの行使はHTT-40の運用開始後に行われるらしい。

因みにHTT-40の国産化比率は60%(開発段階では56%)になる予定で、インド国防省は「HTT-40を購入することで国内航空産業のエコシステムを活性化させ産業界の自立を後押しする」と述べており、HALの関係者は約700万ドルで海外の顧客にも提供すると明かしている。

インドが国産練習機HTT-40を70機購入、700万ドルで海外の顧客にも提供

出典:Government of India/India (GODL)

PC-7MkIIの価格は390万ドルとweb上で記載されているが何時頃の価格か不明で、最近の契約(2012年に5.23億ドルで75機/2015年に4,468万ドルで5機)では1機700万~800万ドル前後で供給されており、競合する米国のT-6や韓国のKT-1とほぼ同じ価格帯と言えるため、運用実績さえ確保できればHTT-40も海外輸出に道が開けるかもしれない。

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※アイキャッチ画像の出典:Government of India/India (GODL)

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