ロシア軍の徘徊型弾薬が戦場で効果を証明、攻撃ヘリの代替手段として活用

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ロシア軍がウクライナで使用する徘徊型弾薬が効果を証明しているという数値が登場しており、Oryxは「Lancet-3とKUB-BLAを使用してウクライナ軍の装備を99も破壊・損傷しているのが視覚的に確認された」と報告している。

前線の低空域で攻撃ヘリの代わり使用される徘徊型弾薬

2019年に露ZALA(カラシニコフ・コンサーン傘下)が発表した「Lancet」は徘徊型弾薬「KUB-BLA」を発展させたもので、大型のLancet-3(最大重量12kg/弾頭重量3kg/滞空性能40分/航続距離40km)は米国製のSwitchblade600(22.7kg)と比べれば小型な部類だが、ロシア軍はLancet-3の攻撃効果を高めた能力拡張型をウクライナで使用し始めている。

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この新しいLancet-3はIzdeliye51(従来の基本型はIzdeliye52)と命名され、弾頭重量が増しているため装甲車輌に対する破壊力が向上(推定値:最大重量14kg以上/弾頭重量5kg/滞空性能60分/航続距離70km)しており、ロシア軍は前線の低空域で攻撃ヘリの代わりに徘徊型弾薬の使用量を増やしているらしい。

Oryxは「ロシア軍がLancetとKUB-BLAを使用してウクライナ軍の戦車×11輌、装甲戦闘車輌×9輌、榴弾砲×21門、自走砲×20輌、多連装ロケットシステム×4輌、地対空ミサイル×7基、レーダー×11基、通信機器×2基、各種支援車輌×11輌、艦艇×3隻を破壊・損傷させた」と報告している。

同時に42回の攻撃失敗(内38回は目標を外したかメタルネットで防がれ内4回は囮を攻撃)も記録されており、ロシア軍のS-300ランチャーとレーダーを1基づつ破壊(フレンドリーファイヤー)しているのが興味深い。

因みにLancetとKUB-BLAは西側諸国が提供したM777×15門、FH-70×2門、M109×7輌、KRAB×3輌、Caesar×1輌、RM-70××1輌を破壊・損傷させている。

ロシア軍が破壊・損傷させた西側提供の砲兵装備(LancetとKUB-BLAの戦果を含む)
M777 152門提供 破壊31門+損傷10門
FH-70 提供数不明 破壊1門+損傷1門
M109 74輌提供 破壊6輌+損傷3輌
KRAB 18輌提供+52輌購入 破壊7輌+損傷2輌
PzH2000 22輌提供+イタリア提供分 損傷1輌
Zuzana2 8輌提供+16輌を追加提供予定 破壊1輌
Caesar 18輌提供+31輌を追加提供予定 破壊1輌
DANA 26輌購入 損傷2輌

M777は152門中41門が攻撃を受けているので、展開や撤収に時間がかかる牽引式は自走式に比べて戦場での生存性が劣るだろう。

ウクライナ、メタルネットによる保護装備で徘徊型弾薬の攻撃を防げる

 

※アイキャッチ画像の出典:ZALA AERO Lancet

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