バフムートを巡る戦い、ウクライナ軍は新たな予備戦力の投入を決断

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ゼレンスキー大統領は6日「撤退せず増援を送るというザルジニー総司令官とシルスキー陸軍司令官の進言を受け、バフムートでの立場を強化するよう指示した」と明かし、海外メディアは「ウクライナの指導部はバフムート防衛を誓った」と報じている。

バフムートへの新たな予備戦力の投入、吉と出るか凶と出るかはやってみないと分からない

ゼレンスキー大統領は6日「この戦争を通じてバフムートは最大の成果を上げ続けており、この困難な方面で戦っている全ての兵士に感謝する。私はザルジニー総司令官とシルスキー陸軍司令官から現地の状況について報告を受け『バフムートから撤退するべきかどうか』を尋ねたが両将軍は撤退せず増援を送ると答えた」と明かした。

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両将軍の進言は最高司令部会議で了承され、ゼレンスキー大統領は「バフムートでの立場を強化するよう指示した」と述べており、これを受けて海外メディアは「ウクライナの指導部はバフムート防衛を誓った」と報じている。

ウクライナ軍が放棄しないと決定したバフムートの状況は下記の通りで、ウクライナ軍はバフムトフカ川西岸地域を放棄して防衛戦により有利な市内中心部に撤退したが、すでにバフムトフカ川東岸地域の一部(市内中心部)で戦闘が始まっており、チャシブ・ヤールから市内へのアクセスは部分的に不整地(天候や気温によって泥の海になる)を経由しなければならない。

バフムートを巡る戦い、ウクライナ軍は新たな予備戦力の投入を決断

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

上記の戦況マップに記載した視覚的な証拠は以下の通り

:交戦日時は不明だがベルヒルカ周辺で無人機の映像で修正された砲撃にウクライナ軍のIFV部隊(恐らくBMP-1)が捕まり、最低でも3輌のIFVが破壊され、林に隠れていた十数人のウクライナ軍兵士が戦死。1週間前に噂されたウクライナ軍の反撃を阻止したときの映像とも言われている。


➁➂:仏メディアのFrance2の取材クルーにウクライナ兵士が見せたドローン映像の位置。ロシア軍が00506ルートに迫っていることを裏付けており、クロモヴェまでのルートはロシア軍の砲撃を受けて走行できないとウクライナ兵士が証言している。

:露ワグナーの兵士がT-34のモニュメントに旗を掲げており、この無防備な様子を見る限りバフムトフカ川西岸地域にウクライナ軍が存在しないのはほぼ確実だ。

:バフムトフカ川東岸地域の市内中心部で激しい市街戦の音が聞こえる。交戦自体は視認できないもののロシア軍はバフムトフカ川(大きな川ではないので渡河機材などは必要ないのかもしれない)を既に渡河している可能性が高い。

:ウクライナ軍のBMP-2が南に向かって走行しているシーン

:ウクライナ軍の兵士が前線近くを移動しているシーン

:ロシア軍の攻撃を避けるためイワニフスキーの裏=不整地をM113が走行している様子。大地は泥濘んでおり、ロシア軍の砲撃を受けて破壊されたと思われる車輌が散乱している。

:チャシブ・ヤールからT0504に出るため水路を迂回しようとしたウクライナ軍の部隊がBM-21Gradの攻撃を受けているシーン。と合わせるとチャシブ・ヤールからバフムートへのアクセスルートはロシア軍の監視下にあり、車輌が安全に通り抜けられるルート(攻撃を受けるリスクがあるだけでアクセス不能という意味ではない)はもう存在しないのだろう。

ウクライナ軍は「増援を送る=新たな予備戦力の投入という意味」と決めたのでバフムートからの撤退はなく、これが吉と出るか凶と出るかはやってみないと分からない。

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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE

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