ウクライナ軍の暴力的な動員、市民が路上で男性を拉致

最近、ウクライナで軍事委員会による暴力的な動員が再び発覚しました。この事件では、リヴィウ軍事委員会の職員が路上で男性を拉致し、市民が止めに入ったものの、職員は男性を車輌に押し込んで走り去ったと報じられています。

改善されない軍事委員会の問題

ウクライナでは、動員対象者を軍に送り込む軍事委員会の不正が問題視されており、大統領のゼレンスキー氏も全軍事委員会のトップ入れ替えを指示しました。しかし、暴力的な手法による動員者の拉致は相変わらず続いており、リヴィウ軍事委員会の職員が男性を拉致したという報道がなされました。

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職員を阻止した市民の試み

目撃者によると、この事件現場では3人の市民が軍事委員会の職員を阻止しようと試みたものの、職員は男性をミニバスに押し込み走り去りました。しかし、別の車がミニバスの行く手を塞ぎ、女性がミニバスに乗り込んで出発を阻止しようとしました。最終的には職員が女性をミニバスから突き落とし、そのまま走り去りました。この一部始終は動画としてTelegramに投稿され、すぐに拡散されました。リヴィウ軍事委員会も事件を調査すると約束しています。

改善の見通しは立っていない

リヴィウ軍事委員会は内部調査を行い、問題の職員を特定したと発表し、処罰を約束しました。しかし、このような「暴力的な手法による動員者の拉致」は何度も明るみになっており、ゼレンスキー大統領の軍事委員会の改革の約束が実現されていないことを示しています。

ウクライナでは動員に関連する不正問題が相次いでおり、軍事委員会の不正や虐待に対するゼレンスキー大統領のうんざりした姿勢も報じられています。市民が力ずくで動員対象者を連れ去る行為が横行し、ウクライナ人の熱意が冷めつつある現状です。

ウクライナ軍の問題は深刻であり、これ以上の事件が起きないよう、早急な改善策が必要です。

※アイキャッチ画像の出典:Так люблю той Львів

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