3月10日に全米16位の資産規模となるシリコンバレー銀行が経営破綻した件で、同行の株価が大暴落を起こしていることが分かった。
3月10日時点でSIVB:SVBファイナンシャルグループの株価は58.31ドルを記録している。この価格は破綻発覚前々日の3月8日始値の266.86ドルから実に-78%もの大暴落水準だ。また複数の株価表示システムでは3月10日のチャートや価格そのものが表示されない異常事態となっている。
資産規模は2022年末の時点で2,090億ドル、日本円で約28兆円だ。主に米国のテックベンチャーの預金先となっており、早くも現預金の多くを失う米国企業が複数出始めている。預金保証は25万ドルまでだが、全従業員の1カ月分の給料にも満たない企業が多いという。
ブルームバーグによると、米当局はSVBグループを管理下に置いた上で保険対象外預金の一部を週明け13日にも返還開始する。イエレン財務長官やサマーズ元米財務長官は本件由来の金融システミックリスクの発生を強く否定している。(黒井)
シリコンバレー銀行破綻、他行への波及懸念…リーマン・ショック以降で最大規模(読売新聞オンライン)
3/11(土) 19:53配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a4bff2b91f38910970745c98cdd35514fb92907