休息中のウクライナ軍指揮官、自分たち戻れば失った領土を必ず取り戻せる

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クレナンミ南西の森林地帯から帰還したウクライナ軍部隊の指揮官は「領土を1mも敵に明け渡さなかった」と明かしているが、半年ぶりに休息を取るため他の部隊と交代した途端「後続部隊が領土を敵に明け渡してしまった」と付け加えた。

戦いが長期化してウクライナ軍側が経験豊富な部隊のローテーションを実施すると力のバランスが崩れて押し戻されたという意味

ウクライナ軍とロシア軍がバフムートを巡って争う中、クレナンミ南西の森林地帯から帰還したウクライナ軍部隊の指揮官はTimes紙に「新しい装備を夢見ている。西側製装備は旧ソ連製装備よりも効果的だがもっと必要で、ロシア軍には戦車があったが我々にはなかった。ジャベリン、対戦車ミサイル、より強力な迫撃砲、ドローン、ナイトビジョンがもっと必要で、ただ守るのではなく我々の攻撃で敵を罰して押し戻したい」と述べており、中々興味深い事実を明かしている。

休息中のウクライナ軍指揮官、自分たち戻れば失った領土を必ず取り戻せる

出典:Telegram ウクライナ軍がリマンを解放した様子

ロシア軍は昨年4月にクレミンナを制圧、1ヶ月後の5月下旬にはスラビャンスクの北東に位置するリマンも制圧したが、9月上旬に始まったウクライナ軍の反撃でバラクレヤ、クピャンスク、イジュームを次々と奪還、この反撃はオスキル川を越えた地域にも及び10月2日にリマンを奪還することに成功、この勢いに乗じてリマンから東に向けて前進してクレナンミ解放に期待が集まったが、ここでウクライナ軍の前進は停止してしまう。

クレナンミを巡る戦いの推移は正直なところ謎に包まれており、積み上がった視覚的証拠や両陣営から漏れ伝わる話から「リマン陥落を見越してプーチン大統領が部分的動員を9月下旬に発表、オスキル川東岸沿いの地域を放棄してスバトボ~クレナンミのラインまで後退、同地域に動員した兵士(あくまで一部の兵士のみで大半は国内で訓練を受けているとザルジュニー総司令官が証言)を矢継ぎ早に投入して前線を安定させた」という説が有力で、現在はクレミンナに迫っていたウクライナ軍をロシア軍がリマン方面に押し戻している。

休息中のウクライナ軍指揮官、自分たち戻れば失った領土を必ず取り戻せる

出典:GoogleMap クレナンミ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

クレナンミ南西に広がる森林地帯から帰還した第131大隊のセルヒー・シェルチェンコ中隊長や志願兵も「ありとあらゆるものを連中は投げつけてきた。次から次へと大砲が打ち込まれ、次から次へと兵士が送り込まれてきたが、我々は経験豊富で戦い慣れており、土地勘もあるので領土を1mも敵に明け渡さなかった」と述べているが、半年ぶりに休息を取るため同地を離れた途端「ローテーションでやって来た後続部隊が領土を敵に明け渡してしまった」と付け加えているのが興味深い。

つまり「リマン奪還の勢いに乗じたウクライナ軍」と「戦線整理による余剰戦力の抽出と動員した兵士を投入したロシア軍」は拮抗していたものの、戦いが長期化してウクライナ軍側が経験豊富な部隊のローテーションを実施すると力のバランスが崩れて押し戻されたという意味で、これが広大な森林地帯からクレナンミに迫っていたウクライナ軍が押し戻された原因の1つなのだろう。

因みにシェルチェンコ中隊長は「自分たちが前線に戻れば(失った土地を)必ず取り戻せる」と主張している。

ワグナーがオリホヴォ・ヴァシリフカを支配しているという情報はフェイクニュース

ロシア側の情報源は「ワグナーがオリホヴォ・ヴァシリフカを支配下に置いた」と主張しているが、プリゴジン氏はワグナー公式のTelegramチャンネルを通じて「オリホヴォ・ヴァシリフカを支配していない」と否定しているため、当該拠点に関する情報はフェイクニュースだ。

休息中のウクライナ軍指揮官、自分たち戻れば失った領土を必ず取り戻せる

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

因みにアルテモフスキー金属工場に侵入した露ワグナーはウクライナ軍によって排除されたと報告されているが、同拠点への攻撃が止んだのかについては分かってない。

さらにロシア側の情報源はアウディーイウカ方面でも、ベゼルを制圧に続き「ロシア軍がクラスノホリフカも制圧した」と主張している。

休息中のウクライナ軍指揮官、自分たち戻れば失った領土を必ず取り戻せる

出典:GoogleMap アウディーイウカ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

クラスノホリフカの制圧は「ウクライナ側情報源の言及(リンク)」に基いており、今のところ視覚的な証拠はまだ見つかっていないので何とも言えないが、アウディーイウカの背後に回り込もうとする意図的な動きが活発化している。

バフムートを巡る戦い、ロシア軍は包囲網を閉じるのではなく市街戦で攻勢に出る

 

※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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