ゼレンスキー大統領が反攻作戦を示唆、我々は絶対に実行する

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ゼレンスキー大統領は3日「(反攻作戦の)準備が整う時期を話すことは難しいが、我々は確実に強化され占領地解放に向けた準備を行っている」と述べ、そう遠くない時期に反攻作戦を開始することを示唆した。

ゼレンスキー大統領の言及も解釈次第では「クリミアのロシア人に立ち去る時間がまだ残されている」と告げているように見える

ゼレンスキー大統領は3日「(反攻作戦の)準備が整う時期を話すことは難しいが、我々は確実に強化され占領地解放に向けた準備を行っている。ロシアから来たテロリストに作戦の手順を教える訳にはいないので具体的なことは何も話せない。我々は絶対に実行するし連中もそれを覚悟しているはずだ。(占領地からロシア人が自ら去らない場合)我々は彼らを破壊するだろう」と述べ、そう遠くない時期に反攻作戦を開始することを示唆した。

ゼレンスキー大統領が反攻作戦を示唆、我々は絶対に実行する

出典:ПРЕЗИДЕНТ УКРАЇНИ

国防安保委員会のダニロフ氏もクリミア解放に関する12項目の方針を発表、これは反攻作戦の内容ではなく「解放後のクリミアやロシアの占領政策に協力した住民の取り扱い」に関するもので、シンプルに言えば2014年2月以降の不動産取引無効化宣言、ロシアの占領政策に協力した者への起訴や減刑、ウクライナに対する憎悪の扇動に協力した者への処罰、ロシアのプロパガンダに侵された住民への影響緩和政策などが示されおり、幾つか興味深い点がある。

ロシアの占領政策に協力した者は国内法(反逆罪)に基づく刑事追訴に加え、占領政策への協力度合いを評価するシステムに基づき投票、選挙、被選挙権を制限、特にロシアの占領政策に協力した内務省や保安庁の勤務者、公務員、裁判官、検察官、法執行官だった者はウクライナの裁判所が判断を下し、中央政府や地方自治体での雇用禁止や公的年金の剥奪など処分を受ける可能性があるらしい。

ゼレンスキー大統領が反攻作戦を示唆、我々は絶対に実行する

出典:GIC198/CC BY SA 4.0 セバストポリ

但し、安全保障に関わる重要な情報をウクライナ軍に提供すれば「刑罰の軽減対象になる」と主張しているので、シンプルに言えばロシアの占領政策に協力した者でも「ロシア軍の情報をウクライナ軍に提供すれば許す」という意味だが、最もクレムリンの気に触れそうなのが「ロシアの栄光」という意味を込めて命名されたセバストポリの改名(アフティアルが濃厚)だろう。

つまりウクライナは本気でクリミアを奪還するつもりで、ゼレンスキー大統領の言及も解釈次第では「クリミアのロシア人に立ち去る時間がまだ残されている」と告げているように見えるが、ウクライナ軍の反攻作戦は一体どこまでを想定しているのだろうか?

ゼレンスキー大統領が反攻作戦を示唆、我々は絶対に実行する

出典:GoogleMap バフムート市内の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

因みにバフムートではワグナーが行政庁舎のビル(正確には破壊されて廃墟になった場所)=Ⓐを占領、これをアピールするためプリゴジン氏がわざわざビルまで出向いて旗を掲げる動画を撮影しているのだが、夜間に明かりも着けず暗視カメラで撮影しているので攻撃を受けるリスクが高い場所であると推定され、この映像から受ける印象は「ワグナーが市内で前進を遂げた」というポジティブなものではなく「そこまでリスクを侵してアピールしないといけないのか」というネガティブものだ。

ウクライナ軍は市内の西側をがっちりと抑えて徐々に後退しており、西側諸国は「反攻準備が整いつつある」と認識しているためバフムートの戦いを特に心配しておらず、もう市内のウクライナ軍が包囲でもされない限り大騒ぎになることはないだろう。

もし上記の戦況図が1月や2月の話であれば「行政庁舎ビルの占領」について受ける印象が異なっていたかもしれない。

ウクライナ侵攻401日目の戦況、露ワグナーがバフムート中心部の一角に到達
ウクライナ侵攻402日目の戦況、ザポリージャやアウディーイウカで動き

 

※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр

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