防衛装備庁が公開したUUV、高出力レーザーシステム、島嶼防衛用新対艦誘導弾

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防衛装備庁は取り組んでいる研究開発事業(UUV、高出力レーザーシステム、島嶼防衛用新対艦誘導弾)を紹介する動画を公開、長期運用型無人水中航走体(UUV)と名付けられたプロトタイプの細部や航行シーンを披露している。

島嶼防衛用新対艦誘導弾はミサイルや実弾の迎撃を高機動性で交わしながら敵艦に接近?

防衛装備庁は長期運用型無人水中航走体について「海洋調査、水中機器設置等の作業を長期運用可能な無人水中航走体(UUV)により代替することで、限られた人材を最大限有効に活用して防衛力を最大化するための無人化に資することを目的とする」と取得プログラムの分析及び評価の概要の中で説明しているが、公開した動画の中では「水中戦闘の様相を一変させる」と言及している。

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長期運用型無人水中航走体はモジュール構造を採用し、任務に応じた追加モジュールを船体に挿入することで多様なミッションに対応することができ、研究試作の概要資料によれば「頭部モジュール」「エネルギーモジュール」「尾部モジュール」で構成されたUUV本体は全長10m/直径1.8mで、これに追加モジュール(全長5.6m)を挿入すると全長は15.6mになり、UUV本体のエネルギーモジュールのみよる航続距離は7日間だ。

つまり追加モジュールの中身がミッション機器ではなくエネルギーの追加ならUUVの航続距離は延長されるという意味で、恐らく動力源にリチウムイオン電池を採用しているのだろう。

防衛装備庁が公開したUUV、高出力レーザーシステム、島嶼防衛用新対艦誘導弾

出典:U.S. Navy Graphic/Released 米海軍がテストしているOrca

この手の大型UUVを欧米は「XLUUV(UUVと大型UUVを区別するための名称)」と呼んでおり、有人潜水艦との協調ミッション、数ヶ月間に及ぶ単独での長期ミッションへの投入を予定している。

管理人が特に気になったのは島嶼防衛用新対艦誘導弾で、防衛装備庁は「敵の攻撃(迎撃)をかわせる高機動性を備えている」と動画内で言及、ミサイルや実弾の迎撃を交わしながら敵艦に接近する様子を描いており、このような攻撃の回避能力を対艦誘導弾に持たせられるものなのだろうか?

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例えば米海軍が調達を開始したLRASMは「敵レーダーの検出範囲を特定→迎撃されない飛行コースを自律的に選択→目標接近まで敵の探知や迎撃を避けながら目標に接近」というアプローチを採用しているが、最終突入段階の迎撃を機動性で交わすという機能はなく、もし島嶼防衛用新対艦誘導弾が迎撃を機動性で掻い潜れるなら「世界初の能力」と言えるのかもしれない。

少なくとも管理人は「敵の攻撃(迎撃)を機動性で回避しながら目標に突入するという誘導ミサイルの開発コンセプト」を見たことがないので、もし詳しい方がいたら技術的に可能なのか教えて頂けると非常に助かります。

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※アイキャッチ画像の出典:ATLA

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