米海軍、カメラやビデオの普及がロシアや中国のプロパガンダを無効化する

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ロシアや中国は意図的な情報操作で状況を有利にするプロパガンダを多様してきたが、米海軍情報局のスチュードマン少将は5日「両国はカメラやビデオの普及で紛争地帯のコントロールが難しくなっている」と指摘した。

中国のグレーゾーン戦略を消毒するのは「透明性の導入だ」と言いたいのだろう

ロシアや中国は意図的な情報操作で状況を有利にするプロパガンダを多様してきたが、ウクライナとロシアの戦いはスマートフォンや無人機などの普及で「戦場の記録」が爆発的に増加、この影響で事実に基づかない発表や主張は直ぐに見破られるため効果を失いつつあり、米海軍情報局のスチュードマン少将も「ロシアや中国はカメラやビデオの普及で紛争地帯のコントロールが難しくなっている」と指摘した。

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ロシアは黒海の国際空域で発生したMQ-9の墜落事件について「(米軍側の)急激な操作が墜落原因でロシア軍機はMQ-9と接触してない」と主張したが、米軍が公開した映像は「Su-27がMQ-9の前方で航空燃料を投棄して進路妨害を試みも失敗。再びMQ-9の前方で航空燃料の投棄を試みたが、今度はすれ違いざまにMQ-9のプロペラブレードに接触した」という事実を記録しており、海外では「MQ-9がカメラを搭載していることをロシア人は知らなかったのか?」と揶揄されている。

ロシア軍撤退後のブチャで確認された市民の遺体も「民間人の死傷者は撤退後に行われたウクライナ軍の砲撃で発生した。路上に散乱した遺体の動画もウクライナ側のフェイクだ。ロシア軍占領中に住民への暴力行為は1件も発生していない」と反論するも、無人機が撮影した動画や民間衛星の画像を元に「これらの遺体はロシア軍撤退前の3月21日までに出現した」と結論づけられ、マリウポリの小児科・産婦人科病院に対する空爆も「ウクライナや西側のフェイクニュースだ」と否定したものの言い逃れできなくなると「軍事拠点として利用されていた」と主張を変更。

もはや「誰も証明できない戦場での出来事など大きな声で否定しておけばいい」という理屈が通用しなくなっており、スチュードマン少将は「日光は最高の消毒材(組織の透明性は腐敗を防ぐのに効果的であるという格言)と言われるが、まさにその通りだと思う」と述べ、中国も同じようにカメラで記録された映像で紛争地帯のコントロールが難しくなっていると指摘した。

今年2月、中国海警局の船がフィリピンの巡視船に強力なレーザー光線を発射し「挑発による火種」を作り出そうと試みたが、フィリピン側はこれをカメラで記録していため中国側は「法に基づきプロフェッショナルかつ抑制的に行動しか取っておらず主権と秩序を守っただけ」と主張、中国海警局のレーザー光線発射については沈黙を守っている。

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この件に言及したスチュードマン少将は「フィリピンを含む国々は(カメラ記録の有効性)このことに気づきつつあり、彼らにとって最高の武器は銃やミサイルではなく『実際の現場で何が起こっているのか』を世界に示せるカメラやビデオだ。中国は不誠実な行動が露見しないと知ればキノコが日陰で繁殖するように試みの試行を増やすだろう」と述べているのが興味深い。

カメラやビデオだけで安全保障を確保できる訳では無いが「衝突の火種=不誠実な行動を阻止するのに有効だ」という意味で、中国のグレーゾーン戦略を消毒するのは「透明性の導入だ」と言いたいのだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:US Air Force MQ 9 camera footage: Russian Su 27 Black Sea intercept

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