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英国防省は7日「空挺部隊を含むロシア軍はバフムートの戦いで勢いを取り戻し、この地域で再び砲兵を効果的に使用している。前進の停滞を招いたワグナーとロシア国防省の対立が改善された可能性がある」と指摘した。
イワニフスキーの南にあったロシア軍の突出部は1ヶ月前と比べてかなり削られている
英国防省は7日「空挺部隊を含むロシア軍はバフムートの戦いで勢いを取り戻し、この地域で再び砲兵を効果的に使用している。前進の停滞を招いたワグナーとロシア国防省の対立が改善された可能性がある」と指摘しており、恐らく英国防省の指摘は「ここ数日で見せたバフムート中心部=行政庁舎周辺や商業エリアでの前進」を指しているのだろう。
ロシア側情報源は「バフムート市内のウクライナ軍が西に押し出されている=バフムート駅周辺まで後退した」と主張しているが、依然としてロシア軍が商業エリアを確保しているという視覚的証拠も、バフムート駅周辺での交戦を示す視覚的証拠も、アルテモフスキー金属工場からバフムート駅方向に進んでいる視覚的証拠も登場していない。
ワグナー部隊に従軍している記者がⒶで映像や画像を撮影、ウクライナ軍の兵士がⒷを徒歩で進む様子、ウクライナ軍がⒸに侵入した敵を攻撃、ウクライナ軍兵士がⒹで制圧したロシア軍の塹壕を見聞する様子が視覚的に確認されており、特にイワニフスキーの南にあったロシア軍の突出部は1ヶ月前と比べてかなり削られている。
ロシア側が主張するバフムート中心部の制圧を示す視覚的証拠は今のところないが、逆を言えばウクライナ軍も中心部を保持している視覚的証拠を示せていないので、この部分だけは「何も断定できない」というのが妥当なところだろう。
因みにコメント欄で「バフムートは要塞化される」「アルテモフスキー金属工場の地下要塞」という言及があるが、ウクライナにマジノ線のような本格的な要塞は存在せず、マリウポリのアゾフスタル製鉄所にあった巨大な核シェルターに匹敵するものはバフムートやアルテモフスキー金属工場の地下に存在しない。
ゼレンスキー大統領が「バフムートは要塞だ」と言及したのは「抵抗の象徴」を意味する比喩的表現で、他の拠点よりもバフムートは都市の規模が大きいためコンクリート製の建築物が多く、建物の地下に防空壕がある程度というのが実際のところで、現地メディアや海外メディアが「バフムートが(物理的に)要塞化されている」「バフムートや金属工場には地下要塞ある」と言及しているのを管理人は見たことがない。
そもそもアゾフスタル製鉄所の大きさはウクライナ軍が現在支配しているバフムート市内の広さに匹敵し、アルテモフスキー金属工場とは完全に規模が異なる。
ゼレンスキー大統領、状況が悪化すればバフムートからの撤退もあり得る
※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
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