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ドニエプル川を挟んでウクライナ軍とロシア軍が睨み合うヘルソン戦線は前線の動きが少ない地域だが、左岸のオレシキー郊外に到達したウクライナ軍をロシア軍が砲撃している映像が登場した。
左岸地域に足場を築いても維持が難しいため、ウクライナ軍のオレシキー郊外到達は一時的なものである可能性が高い
ウクライナ軍とロシア軍が睨み合うヘルソン戦線は砲撃と少人数の兵士が中洲を奪い合う比較的静かな戦線と化しており、さらにウクライナ軍は「大規模な水陸両用作戦を実施する能力がない」と見られているため反攻作戦の候補からも外れている。
ロシア軍は「無人機による監視」と「定期的な兵士の巡回」で軍事拠点と住民を後方に避難させたドニエプル川沿い地域を維持しているのだが、ロシア軍がオレシキー郊外のウクライナ軍部隊を砲撃している映像が登場した。
ロシア軍が砲撃しているのはヘルソンの対岸にあるダチとオレシキーで、ウクライナ軍が幹線道路「M17」に前進してオレシキーの手前まで到達していることを示唆している。
ただドニエプル川に架かるアントノフスキー橋は損傷したままで、ボートでしかアクセスできない左岸地域に足場を築いても維持が難しいため、ウクライナ軍がオレシキーを解放するのは難しいだろう。
ウクライナ軍、ドニエプル川沿いからロシア軍は15km~20km後方に移動
※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
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