日本が誇るキャラクター映画に世界が夢中 「スーパーマリオ」が世界的なヒット

任天堂の人気キャラクター「スーパーマリオ」をテーマにした映画が今月5日から米国などで公開され、世界的なヒット作となっている。19日時点で世界の興行収入は7億ドル(約940億円)を突破し、子ども連れやゲームファンら幅広い客層を引きつけている。

日本が誇るキャラクター映画に世界が夢中 「スーパーマリオ」が世界的なヒット

映画の題名は「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」で、ゲームでおなじみの双子の兄弟マリオとルイージが魔法に満ちた世界に迷い込み、世界の危機に立ち向かうストーリーである。映画情報を手掛けるボックスオフィス・モジョによると、北米の興行収入は公開当初5日間で2億ドルを超え、19日には3億7000万ドルを上回った。

任天堂はテーマパークでの専用エリア設置やキャラクターグッズ店開設など「任天堂IP(知的財産)に触れる人口の拡大」に力を注いでいる。映画もこうした戦略に含まれており、日本でもゴールデンウイークを控えた28日に封切られる予定である。

コメント欄では「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)にこだわらず、ゲームを忠実に再現した」「日本で公開したら興収はさらに跳ね上がる」と評価されている。また「1981年のドンキーコングでマリオ初登場。そこから大きくなった」「今でも世界中で愛されることに感動する」「続編ではワリオやワルイージの登場を期待したい」という声もあった。